---------- 車両解説 ----------

モト90形(94〜96)

 1947年(昭和22年)に大阪線用として製造された無ガイ電動貨車である。当初、モト2710形(2711〜2713)と称されていたが 2600系2610系の登場に先駆けて1970年(昭和45年)に他の電動貨車同様改番されてモト90形となった。基本的には1930年(昭和5年)に製造されたモト91・92と同じで車体長は17mであるが、前面のウインドシル・ヘッダーにはリベットが無くアンチクライマーが付けられた。また、前面のスタイルもパンタ側、非パンタ側同一でパンタ台もモト91・92では運転台とつながっていないのに対し、94〜96ではつながっているなど細かい点で違いがある。なお、青山峠越えのため発電ブレーキを装備している。1955年(昭和30年)には94と96にクレーンが車体中央寄りに取り付けられた。
 1984年(昭和59年)には95は廃車、1990年(平成2年)に96、1992年(平成4年)に94が車体を塩浜検修車庫で新製した。その際に養老線車両が高性能化されるのに伴って連結器を密着式と自動式を併設し制動装置をHSC化した。また1999年(平成11年)には廃車となった奈良線8000系の台車・電動機、名古屋線1600系の制御機器が転用され高性能化された。養老鉄道車両の塩浜検修車庫牽引車などで使用されている。
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廃車となったモト95 現在のモト94
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 モト90(Mc) 
94
95
96
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形式 車種 番号 両数 運転台 全長
(mm)
全幅
(mm)
全高
(mm)
台車 電動機 出力
(kW×個)
製造初年 製造所 備考
モト90 Mc 94・96 2 17100 2561 4172 住友KS-33L 東洋 112×4 1947 日車  
95 1 日車D-22 1984年廃車

※データは更新前のもの

2008年 1月 1日 更新

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