---------- 車両解説 ----------

110形

 1982年(昭和57年)から内部・八王子線に260系モ261〜265・ク161〜163を登場させたが、それに伴ってTc車2両を従来のサ130形から改造して割り当てることとした。サ130形131・133にそれぞれ運転台を新設、前面窓は大形のもの1枚で260系スタイルとし、四日市側に貫通路を設置、台車更新、内装のアルミ材化、車外スピーカの設置、制動装置中継弁の設置が行われた。塗色も260系にあわせてマルーンとオレンジの新しいものとなりシートモケットもオレンジ系に変更された。1989年(平成元年)からは同線ワンマン運転が始まり対応工事が施工された。2007年からは同線車両のパステル調カラー化が行われ順次施工された。
 2015年(平成27年)に四日市あすなろう鉄道に事業移管した後も他車同様そのまま使用されたが、2017年(平成29年)に260系262Fのリニューアル工事完了時点でク115が、263F工事完了時点でク114、120形サ124が引退した。
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元130形のク110形、改造竣工時 塗装変更後のク110形ほか
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内部→
ク110形(Tc)
114 2017, 9廃車
115 2017, 6廃車

2018年11月 4日更新

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