かごめの主題による箏四重奏曲 
久しぶりにこのシリーズの存在を思い出しました。(いいかげんなわたし)
「かごめの主題による箏四重箏曲」
演奏されたことのある方はご存じでしょうが
吉崎先生の合奏曲の中で言うと、比較的弾きやすい曲に入るのではないでしょうか
この曲を選んだ理由はただ一つ、この頃の彩はかなり息も絶え絶え
練習時間が足りなくなっていたので、難しいものに挑戦して
惨敗するよりも、演奏しやすい曲を綺麗に仕上げたかったからと言うのが
一番大きな理由でした。
メンバーの耳は少しづつ肥えてきて、演奏に対する理想は高まるのですが
現実には、それを補う練習時間が足りないのでやむを得ない事でした。
そういえばこの曲で初めて吉崎先生にグループレッスンを受けました。
レッスンに行く頃には、かなりまとまった状況になっていたので
一度演奏すると「ほとんど出来てるね」と言われました。
「ちょっと印象的」と私が感じたのは自分たちなりのまとめ具合を、
先生が「ああだ、こうだ」と言わずに
出来ている中から、気が付いてないと思われる部分を的確に指摘してくれた事。
私自身もそんな偉い先生のレッスンを受けたことがなかったので
他の先生の事は良く分かりませんが
各パートに細かく注意を与えながら、一緒に演奏して貰うと
ものすごくハイテンションになれました。
吉崎先生の曲はこれだけのテンションで弾かなくちゃ面白くならない
さらにまわりをそれだけの所まで押し上げてしまうプロの演奏家の力が
さらに印象的でした。
と言いつつ、まだこの時期は吉崎先生に習いに行こうとは思ってなかったのですが
良い刺激でした。
ただこの印象的なテンションの高さだけが強調されて自分の中に残り
やたら、元気の良い演奏に仕上げようという空回り状態が、
ちょっとした吉崎症候群として私に残りました
彩の練習の良いところは、とにかくほとんど毎週練習し
同じ所も何度も何度も繰り返し、テープにとって聞き
チェックするので、練習段階で曲に対する概念がハッキリ確立できる
と言うところだったと思います。
練習の時、悪いところを指摘しあったり、みんなで色々考えて曲想を作りますが
その後時間が空くと、せっかく決めた事や、なおしたところが元に戻っていることも良くあります
けれどもよほど冷静に聞かないと、その間違いは訂正したと思っているので気が付かなくなりがちです。
元に戻ってても出来ているような気になってしまうのです。
これが良く分かったのもテープという存在のおかげでした。
なおした弾き方を安定させると言うことに、以外と時間がかかるのも
この時期の発見でした。
実は一番大事なのはそのことかも知れません。
曲想はある程度みんな考えます。
そのあとそれを実現し維持すると言うことが、練習の大事な役割ではないでしょうか?
これを支えるのは、根気。
良い演奏をしたい、演奏に何か思いを込めそれを伝えたいという情熱。
そういうエネルギーをうちに蓄えている時期の演奏は後で聞いても納得できます
この「かごめ・・・」の年は、まだそれが残っていた様な気がします。
続いて、水野利彦作曲「子供のためのラプソデイー」・・です。
続く
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