腹式呼吸と胸式呼吸
胸式呼吸・・・息を吸った時肩が上がり、みぞおちの部分が
へこみます。
腹式呼吸・・・息を吸ったときも上半身の状態が変わらず、
みぞおちの部分が前に出ます。
腹式呼吸の仕方
T.. 体は、体操をした時のように上半身をリラックスさせて
腰の上に真直ぐ乗せる。
U. そのままの状態で唇に軽く息を当てるようにして
「フーッ」と、息を吐きます。
V. 息が無くなれば、2〜3秒止めます(ウエストラインに
力が入ったような感じです。この止めるということで、
横隔膜・腹筋を鍛えることにも繋がります。
W. 花の香りを嗅ぐように(鼻の奥を開くように)して、息を
ゆっくり吸い込みます。このとき、鼻の奥を狭めて吸うと
音が鳴りますから、音がしないようにゆっくり吸います。
又、肩が上がらない(上半身の状態が変わらない)よう
に注意します。そうすると、みぞおち部分が前に出ます。
胸部の下が広がるで、胴周りが一回り太くなった感じが
します。
D. この状態で2〜3秒止めてます。
みぞおちの部分に手を当てて、T〜Xまでの自分の身体の状態
を感じながら練習してください。
横隔膜を鍛えるため、ローソクの火を「フッ」と消すように息を出す
練習も大切です。このときに使われる筋肉の動きが、スタッカートや
高い音を出す時、しっかりと動きます。
顔は自然に微笑みをたたえ、首を左右に動かして柔らかく、舌の
根っこを沈め咽喉・咽頭をゆるめ、ソフトなやさしい音を出すようにする。
『あくまでも喉は息の通り道で、いつも筋肉を柔らかく保てるように、息
のコントロールは横隔膜・筋肉に委ねる』
を原則として美しい声を求めていきます。