古墳を造るための準備







土地を選ぶ

立地条件が悪い場所に造営すると
墳丘に亀裂がはいったり、地滑りがおこったりし、粘土層など掘りやすい土地に
大きな墳丘などを築くと、土の重さで周囲が隆起したりしてしまうので、
古墳の管理に影響をおよぼします。
よって古墳を美しく保つためには土質の良好な台地を選ばなければなりません。



方位の測定

基準となる地点に垂直に柱を立て、その柱を中心にして地上に円を描く。
柱の影の先端が円周上に落ちる点を朝、夕方各1回つけておく。
その点と点を結べば正確な東西線が得られる。





排水溝をつくる

地下水の水位が高い場所に古墳を造るためには、排水のための溝を設けなければならない。
濠を掘っている最中に泥沼になってしまえば、工事などとても出来なくなります。
深い濠を掘るためには、十分な排水施設を設けられる地形や知識が必要である。


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