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対局例1

対局棋譜

弱い石から打つ

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
白石に囲まれた左上の黒2子は窮屈そうです。他の黒石はまだ周りに余裕があります。
実戦での黒の打ち方はAでした。。白△を上下から挟んで攻めようという思惑でしょう。 しかし、ここは、グッと我慢して、Bと打ち、左上スミを補強するのがよい。

相手に響く手を打つ

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
実戦での黒の打ち方はAでした。この手は、白にとって何の影響もないので無視されます。
Bと打つのがよい。白が手を抜けば、白1子を取ることができます。また、左上の黒は下辺の黒と連絡できます。

活きる当てのない石は早めに見限る

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
左上の黒は白石に囲まれており、2眼を作る空間がありません。
実戦での黒の打ち方はAでした。。活きることのできないところに打っても無駄になります。
Bがお薦めです。右上を黒地にしましょう。

スソ空き囲うべからず

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
実戦での黒の打ち方はAでした。。この手は、白の下辺への侵入を防いで、下辺を黒地にしようと思われます。 しかし、下辺には広い空間があり、白が活きる余地が十分あります。そのため、Aを打つ効果があまりありません。
ここはBと打つのがよい。右辺の白を分断すれば、どちらかの白を攻めて、黒地をひろく囲うことができます。

2021.6.1 作成