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対局例2

対局棋譜

スミを守り、相手の地を制限する

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
実戦での黒の打ち方はAでした。
左下の黒との連絡を図ったのでしょうが、少し弱気です。
ここはBに打つのが良い。
黒はBで、スミに黒地をほぼ確保すると共に、白に迫って白地を制限する。

弱い石を補強する

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
実戦での黒の打ち方はAでした。
星の黒石を連絡したように見えますが、はっきりしません。 ここはBに打って、明確にスミの黒を補強します。
この後、白からの打ち方はいろいろありますが、スミは簡単には渡さない気持ちが重要です。

石を分断する

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
実戦での黒の打ち方はAでした。上辺の白と分断したつもりですが、左辺の白がだんだん強くなっていきます。
ここは、Bがお薦めです。白石を分断して、スミの地を確保するのがよい。

守るだけの手は効率が悪い

 白が△を打ったところです。黒はどこに打つのがよいでしょうか?
実戦での黒の打ち方はAでした。この手は、白1子に怯えて、右上スミを守る手です。そのため、左右の黒は分断されることになります。
ここはBと打つのがよい。左の黒4子と挟んで、白1子を攻めて取ることができれば、右上スミの黒は安泰ですし、大きな地ができます。

2021.6.1 作成