日々、パティシエでいられる事に感謝の日記

モンガトウのパティシエール(嫁)が日々感じた事を
プライベートもまじえて綴る日記

ライフ
2013.8.15


2013.7.18

 (さ、さて、一体この一年近くの放置状態をどう言い訳すればいいものか・・・・。)
えーとりあえず私は元気です。
 去年から始めました似顔絵ケーキが、思いのほかお客様に喜んで頂きまして
いまでは毎日ご注文の似顔絵を描いております。手描きでチマチマと描いておりますもんで
仕事終わりから夜中までかかっております。といいますのが日記放置の言い訳になるもんでしょうか?

  炎のバスケットプレイヤー近大の○○くん

 学生さんから、お子様、彼氏、彼女、犬、猫まで何なりと!!

そして最近描いてみたいな〜と思っていて、ご依頼をお待ちしているのが
ダルビッシュ!



あ、このダルビッシュではなくて


こっちのアホ面白いほうのダルビッシュ樽美酒で!
ダルビッシュ有の方はご依頼来そうですけど、こっちはどうでしょう・・・・。
間違ったって言ってわざとこっちを描いたら怒られそうですねえ。
2012.8.2
 長い間放置してしまいました。せっかく楽しみに見ていると言って下さる方もあるのに申し訳ないです・・・。
 さて、世の中オリンピックが盛り上がってきていますね。金メダルを取る選手も現れだしました。
もちろん金メダルは素晴らしいですが、メダルが取れなくても、無名の選手でもそれぞれの色の輝きがあります。
試合の合間に登場する美人キャスター達の美しさとはまた違う種類の輝きです。
 私が注目するのは男女サッカー。近年のサッカーのレベルの上がりかたは目を見張るものがあります。
いつの間にこんなに強くなったんでしょう?!2006年ドイツワールドカップの時に、このブログにも書きました
。「近い将来、世界と肩を並べられるレベルになるのが楽しみです。」と。でも期待を込めての意味だったので
まさか現実になるとは思わなかったんです。

 ところで、話は変わりますがうちの店のソフトクリーム。若い学生さん達に人気なんですけれど
、近所には専門学校や大学やスポーツクラブなど若者達が多いので学校帰り、練習明けなどに食べに
来てくれます。

で、なんと!

オリンピック水泳チームもいますよおおおおお〜〜!!

あ、これずっと言いたかったんです〜〜!
北京オリンピックの子もロンドンの子もソフトクリーム大好きです!
でもね、テレビで輝く姿とはうらはらに練習明けは本当に疲れた表情・・・。
その分、みんなにたくさんの勇気と感動をくれるんですね。本当にありがとう。

2012.5.30

 世間は、東京スカイツリーだの日食だの騒がしくなっておりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
先日の金環日食、お天気が微妙な感じでしたが、ここ東大阪では何とか観測することができました。
 世間では日食グラスが売り切れ続出だと大騒ぎでしたが、何ですか日食グラスって?!
太陽の観測は昔から黒い下敷きか、ススを着けたガラス片を手作りするものと決まってるんじゃなかったですか?
!私が小学生の時(ものすごく昔ですけど何か?)に確かにそう習ったし、実際にススで真っ黒になりながら作った記憶もあります!それもなければ黒いゴミ袋を透かしたら上手く見えた!そもそも何でもお金で買うという考えがアカン!
と、力説しましたところ「黒い下敷きは有害な光線を防げないから日食グラス以外で観測したらアカンって先生に
言われたもん。」と学校から貰ってきた日食グラスを見せてくれる娘。
なにを言う!そもそも日本がここまで繁栄してこれたのはモノづくりのお陰。これからの日本を作っていく
子供の教育で、モノを作ることを教えなくてどうする?!
「でもな、300〜400円をケチって太陽を見て、目を傷めて治療費を払うと余計高くつくやろ?って先生が・・。」
あ、・・・・そうね。先生は正しい・・・。そして私がものづくりとかもっともらしい事を言いつつ、ただ細かいお金を
惜しんでいることも見通されているような。
ま、まあ、とりあえずこの日食グラスひとつあれば家族3人回し見出来るんじゃない?
などと考えていましたらアマゾンから何やらグッズが届く。

 あきれましたわ、日食グラスとデジカメ用の減光ファインダー、おまけに動画用のレンズまで勝手に注文していた主人。
そうとも知らず、ガラスにススを集めて手作りするんだと主張していた私を一体どう思って見てたのか。

なにか私だけ時代にも家族にも取り残されているような・・・。




※主人が無断で買った減光レンズのお陰でちゃんと撮れた日食。

まあ、何はともあれみんなで一斉に空を見上げる機会が持てた事は幸せな事でした。
こうして太陽はいつも誰にも分け隔てなく降り注ぐ神様みたいな存在で、
ご来光に手を合わせる意味が自然と分かった気がしました。

「あ、ママぁ、この日食グラス東大阪で作ってるでぇ。コレを買うことによって東大阪の中小企業の発展に
繋がるかもよー。」


    ああ、そりゃよかったね・・・。

2012.4.4 

 少しずつ春らしくなってきました。散歩が楽しい季節です。
図書館が好きな娘は、時間がなくて私が一緒に行けない時、私の分まで本を借りてきてくれます。
大抵はケーキの本かフランスに関する本ですが、今回、
「かあちゃんの好きそうなのあった!!」
とゲラゲラ笑いながら持ってきてくれたのがコレ。



ば、ばかスイーツって・・・・・。
なんだか本当にバカにされてる感じしますけど、かあちゃんにぴったりって意味ですか?
なんかふざけた本だなあって思いましたが、これがなかなか面白かったです。
確かに真面目な本ではありません。バレンタインデーに血の池地獄チョコとか、
ブランデーの代わりに養命酒でケーキを焼いてみたりとかあきれるようなものばかり・・・。
(養命酒ケーキは意外にも美味しそうでした。)
 最近スイーツと言えば有名なカリスマパティシエとか、高級スイーツがもてはやされ、いかにきれいでおいしいかが
注目されているなかで、視点が全く違うこの発想は新鮮なんです。
変なものを作ってはいるけど、ちゃんとお菓子の本質を外れていない。作って贈って食べてもらって喜んでもらえる(?)お菓子。材料の扱い方も、基本がちゃんとしているので食品に失礼って感じがしません。(最初は、食べ物に失礼な本なんじゃないの?って疑いました。)
作者はもともとスイーツが大好きな人で、ちゃんと作ればほんとは上手だというのが分かります
。なのにデコクッキーでタコの図鑑なんか作らなくても・・。しかもそれがまた上手なんですが。

 お菓子の材料は形がない物がほとんどで、自由自在に形が変えられる。それを利用して面白いものを作ろうとするのは、一般のパティシエと変わらない発想です。でもやっぱりちょっとバカみたい(笑)書店のキャッチコピーは「前代未聞の脱力スイーツ」ですから・・。

 えっ!!この本¥1050-もするの?!



絶対買いませんわ・・。

2012.3.17

 まだ寒い日がありますが、春はもうすぐそこまでやってきています。
ご心配をおかけしましたシェフの不調も、治りはしないものの安定していて元気にお仕事をさせてもらっています。
顔のバランスをとるために髭を生やしてイメチェンを図っていますが、髭はお客様が不快にならないかちょっと心配・・・。できるだけ清潔感を感じられるように気をつけています。
 さて先日テレビを見ていましたら、有名なパティシエの鎧塚さんが出ていました。情報番組なのに何だろう?
と思いながら見ていましたら、目の病気で左目の視力を失ってしまったというではありませんか・・・。ショックでした
。世にカリスマパティシエと言われる人は数々あれど本当に尊敬できる人はそう多くはありません。
人間的にも製菓の技術的にも、たくさんの後輩達のお手本となるべき人でしょう。デコレーションにも秀でた人で
あるのに、片目の不自由さは言い尽くせないものだろうと想像できます。それでも悲観的にならず、常に前向きで
真っ直ぐに生きようとする姿には感動を覚えます。私も恥ずかしくない生き方をしたい。パティシエとして人間として
どんなに未熟でも、自分に出来ることのすべての可能性を探り、チャレンジしながら生きていきたい。
と眼帯姿の鎧塚さんを見ていて思いました。


※うちのシェフではありません。(お、おこがましい!)
鎧塚さんです。眼帯が痛々しく見えますが、独眼竜パティシエを目指す!と前向きです。
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉がぴったりな、何事にも感謝の気持ちを忘れないグランパティシエです。
2012.2.12

 とっくに年が明けて、もう2月も半ば・・。まさかこんなにも更新が滞るなんて思いもしませんでした。
ちょうど10月頃からお休みもなくなり、かなり忙しい日々を過ごす事になりました。
疲労もピークに達したと思われる12月中旬、クリスマス目前。突然主人が体調を崩しました。
クリスマス前の一番忙しい時。休む訳にはいきません。またまた無理を重ねクリスマスを押し切った途端の入院
。年末年始はまだまだ忙しいのです。私一人で店を切り盛りする事の難しさ、大変さを思い知りました・・・。
それでも私まで倒れるわけにはいきませんから、どうしてもやらなければいけない事だけに絞ってなんとか
仕事をこなしました。思えば毎年心配でした。
クリスマス直前のお仕事山盛り。あまりにもオーバーワークなのです。若いうちはなんとかなります。
でも40歳を過ぎてくると無理は禁物。今回思い知ってしまいました。
皆様、体のメンテナンスはお金と時間をかけなければいけません。大事な体への思いやりです。
今回の件では一気に髪が減った主人と、一気に髪が白くなった私。若い頃には戻れないけど
、40歳を過ぎてもずっと元気でお仕事をこなす為に生活を見直し健康に気遣ってみます。
2011.9.22

 すこし秋らしくなってきました。いつまでも暑いと困るなあ、なんて思いながらも冬に向かうこの時期はちょっと寂しいですね。
本当に月日の経つのは早くてもう年末の事を考えなくてはいけません。
 毎年同じ事を繰り返しながら、一年が過ぎ、それを何年も繰り返すうち、思えばこの仕事をするようになって
なんと20年が過ぎました。すこし人生を振り返る時期なのか最近よく仕事を始めた頃の事を思い出します。

 どうしてもやりたかった事。ケーキを作る仕事はなれるかどうかなんて考えず専門学校を卒業してすぐ、
ただ夢中で飛び込みました。一日も早く一人前だと言われるようになりたい一心で突っ走ってしまったので
周りに心配をかけてしまいました。なんの忠告も耳に入らず、肩に力が入ってガチガチだった当時の私が、
この本に出合っていればなぁ、って思う本に最近出合いました(遅)。

 「週末、森で」 益田ミリ

最近は森ガールや山ガールが流行ってますが、この本でも自然の中で自分を見つめ直す。
といった場面がよく出てきます。都会で仕事に疲れては週末自然の中で動物や植物に生き方を教えられるといった
内容です。森の中でひっそりと咲く水芭蕉に「誰に見られずに咲く」という姿勢を教わります。私が心に残った場面は
ブナの木の話。森に移り住んだ主人公が、訪ねて来た仕事にちょっと疲れた友人と出掛けたハイキングの場面。

ブナの木はさぁ、
寒さに強いから雪が積もっても折れたり割れたりしにくいんだって。
それは、固い木だからじゃなくて柔らかい木だから。
建材にはむかないけど、柔らかくて柔軟性のある木は雪にも負けないんだよ。


この作者の他の作品も知りませんでしたし、絵はどちらかと言うとヘタウマな脱力系ですので、あんまり期待せずに
タイトルだけで選びましたが、内容は・・・・・・ジーンときます。主人公はロハスほど崇高な精神はありませんし、
自己啓発本ほどは気負いもありません。ただ心の疲れた人にお勧めです。

 でも20年前にこの本に出合っていたとしても、まったく目に入らなかっただろうなあ・・。
本当に余裕がなかった・・・・・私。
 2011.8.11

 夏休みももう半分を過ぎました。あれやこれやの計画を楽しみにしている子供達。
花火も見たい、イベントにも行きたい、プールも海も!カキ氷も焼きそばもタコ焼きもカレーも食べたい!!
あっケンタッキーの割引券明日までやった!!と興奮する子供に、いっぺんに出来ないからまた今度!
お願いやから落ち着いて・・・。となだめるのによく使うこの「今度」と言う言葉、その大人の「今度」は
なかなか来なかったりします。子供にとって今年の夏は一度きり、来年の夏は似ていてもどこかが少し違っています
・・。そして子供はすぐに大人になります。だから子供は短い子供時代を精一杯楽しもうと焦ってしまうのでしょうか?

 「震災のニュースを知って、行きたい所には行って、会いたい人には会っておこうと思ったの。」
と、この夏15年ぶりにフランスから会いに来てくれた友人が言いました。私もそうしよう。思い切って出来るだけの事
をやってみよう。好きな事、楽しそうな事、やった事ない事も。長年会っていない友人にメールじゃなくて手紙を書き、
近況を尋ねよう。彼女がしてくれたように。

      
大阪城とビルの隙間から眺める天神祭りの花火はどうでしたか?遠すぎてあんまり見えなかったけど
楽しかったね。



      
予定を立てるのが苦手な私のスケジュール帳は、予定じゃなくて後から書く日記形式。思いついた事とか、
イラストとかスケッチ、レシピのメモとか、勝手に思ったことを書くだけ。ただの落書き帳かもしれません。
右は娘のもの。「ペネロペ」っていうキャラクターは娘のお気に入りですが、キャッチフレーズ「テットアンレール」って
直訳は「空気頭」だけど、・・・知ってた?(笑)ちょっとひどいよねえ。

8月12日は、ペルセウス座流星群が極大を迎えます。花火も流れ星も全部見たい!!

「星のかけらを探しにいこう」杏子・山崎まさよし・スガシカオ
 2011・7・7

     今年の仙台の七夕祭りは鎮魂と復興がテーマだそうです。


   7月7日、晴れ DREAMS COME TRUE (急に思い出しました。ドリカムの昔の曲です。)


 7月7日は七夕ですね。この時期は梅雨でキレイな星空を眺める事は難しいですが、
日本的でロマンティックなこの行事は好きです。天の川も見えない都会の夜空でも、一等星のベガ(織姫星)と
アルタイル(彦星)はよく見えます。今年は節電対策で照明を落としているので、天の川が見えたりして!
と淡い期待を寄せつつ、小さい頃に作った網飾りとかちょうちんとかを思い出して、子供と一緒に笹飾りを
作っています。

短冊に託す願いはいつも決まって世界平和。でも、今年は大変な大地震がありましたから
、被災地への思いを一番に捧げたい。

 
 ちょうど天の川の対岸に隔てられたベガ(織姫星)とアルタイル(彦星)、白鳥座のデネブで夏の大三角の完成。
 天の川の真ん中、夏の空の頭上に大きく羽根を広げる白鳥の姿が優雅で圧巻です。
  星空を眺めていると、大きな宇宙の小さな星である地球に生まれた私達一人一人が
  唯一無二の大切な存在であると感じられます。

   to U   Salyu+ Bank Band(櫻井和寿)  (映像は油断してると号泣必至です、ご注意下さい。)

そしてこれは毎年行われる夏のチャリティーイベントのテーマソングです。去年までは自然環境との共存が
テーマだったんですが、今年は急遽、震災復興がメインテーマになりました。このテーマソングは、
今回の震災以前に作られたものとは思えないほど今に添っています。愛がテーマの壮大な曲は
、きっと被災地まで届いて傷ついた人々の心を癒すでしょう。
このイベントのすべての収益金は被災地の救援、復興支援の活動資金に充てられます。

たくさんの超一流アーティストが参加する大きなイベントなので、好きなミュージシャンが見つかるかも。

   ap bank fes '11 Fund for Japan

 2011.5.18
 前から気になっている事があります。長いヒットを続けている植村花菜さんの「トイレの神様」。
いつもトイレ掃除する時に歌ってます。楽しくお掃除できて本当に女神様が居る気がしてきます。
でも思い出すのは私が小学生だった頃、掃除当番でトイレを掃除しながら、同じ当番の友達から聞いた話。

「トイレ掃除をちゃんとしてたら、生まれてくる子がべっぴんさんになるねんてぇ〜。おばあちゃんがいつもゆうてる!」

 当時はふ〜ん。って感じでした。(えらい先の話しやしなあ。ほんで女の子が生まれるとは限らんで〜。
その頃までそんな話覚えてるかなあ?)まあ、とても楽しそうに掃除してる友達には言えませんでしたけど。
(今思ったんですけど、この友達の素直さに比べてなんと冷めた私の可愛くない事!
)でも、この説は何人かに聞いた覚えがあります。

 それから30余年・・・・・。植村花菜さんによりますと、掃除をしてる本人がべっぴんさんになると歌ってる
じゃないですか!それならもうちょっと本気出してトイレ掃除してたかも知れません!なんで生まれてくるかどうか
分からない将来の娘がべっぴんさんになるという説があるのか・・・・・・・・。

もう本人はあきらめろってコトですか?この先たかが知れてるから娘のために頑張れと!?それちょっとひどない?
 まあ、言い伝えなんて諸説あるものでしょうけど、あの歌を歌う植村花菜さんを見るたび、
美しい人が歌うから説得力あるなあ〜って思ってしまいます。全国の女子小学生、いっせいにトイレ掃除が熱心に
なってしまうやん!て思うくらい。でも美人じゃなければ、「トイレ掃除したって無駄やったやん!」って
関西人のツッコミが入りそうですけどねえ(汗)あの曲、ヒットの鍵のひとつは関西弁のセリフにあるような気がします。
なので今回はこのブログにも関西弁を多めに取り入れてみました!(笑)

 感動の涙の名曲なのに、こんな事を考えながら聞いてて本当にすみません。
でも、植村さん本当に歌がお上手で、今まで世に出なかったのが不思議だと思う人です。

2011.5.6 

 暖かい日が多くなりました。久々の更新です。
書きたい事がたくさんありましたが、またもやパソコンの不調で更新できなくなっていました。
いい加減に買わなくちゃと電気屋さんのチラシとおサイフを睨みつつ、もう少しこの旧式パソコンと
付き合うことになりそうです。


 あの大災害からふた月が経とうとしています。物資のほうはずいぶん足りてきたようですが、瓦礫の山は
そのまんまで、復興とは時間のかかるものなんだと思い知らされます。
生活再建の為の物資が揃い始めた後は、心を支えるものが必要です。「人はパンのみにて生くるにあらず」
という言葉を初めて聞いた時、それってぜいたくじゃないの?と思いました。でも、大人になって
食べ物と同じくらい大切なものがあるのが人間なんだと知りました。特に音楽は誰にでも親しみやすく、
一度にたくさんの人に聞いてもらえる大きな支援になります。

 傷ついた心を癒す曲を日本中に広げよう。そんな気持ちになる優しい曲が沢山ありました。

ジュピター(平原綾香)
涙そうそう(夏川りみ)
ヒールザワールド(マイケルジャクソン)
春よ、来い(松任谷由実)
愛は勝つ(KAN)
  

最後の「愛は勝つ」は若い方はご存じないかも知れません。20年以上前のヒット曲です。
今は東京三菱UFJ銀行のCMに使われていますが、若い方には新しい曲に聞こえているかも。
ちょうど私がケーキ職人の見習いとして働き始めた頃で、早朝から夜遅くに帰宅し、
テレビを見る暇もなかったのにこの歌だけは知っていました。それほどヒットしたんです
。当時の私は体力的にも精神的にも疲れきっていました。仕事に行き詰まりこれからもずっと
何もかもが上手くいかないような気がしていました。泣きたい気持ちを抱えて毎日仕事から帰る時、
偶然耳に入ったこの曲にどれほど励まされたかしれません。

    「どんなに困難でくじけそうでも 信じる事さ 必ず最後に愛は勝つ」

最初はタイトルからしてヒーローもののアニメソングかと思いました。だいぶ後になってから、
ピアノの弾き語りで歌っている姿を見てそのパワフルな歌いっぷりにも衝撃を受けました。
この「KAN」と言う人、失礼ながら1発屋さんかと思っていました。でも今もずっと歌い続けていて
結構な音楽家らしいです。なかなか愉快なキャラクターのようなので興味を持って調べてみましたら・・・・・。
フランス人になりたくてフランスに移住したことがあるとか!パリの音楽学校でピアノをさらに昇華させ、
ダジャレに命をかける48歳!なんだそれ?!

いい歌だと感動しながらも、「どんなにこんなんで」ってどんなんよ!ってツッコミたくなりました。

2011.3.18
 このたびの大災害、東北地方太平洋沖地震の被害に遭われた方には心よりお見舞いを、
大切な人を亡くされた方にお悔やみを申し上げます。どうか一日もはやく傷が癒え、明日に向かって立ち上がれますように。

 到底信じられないほどの巨大な地震は、たくさんの大切な命を一瞬で容赦なく奪っていきました。
今も、この一瞬も、寒さにふるえ空腹のまま眠れぬ夜を過ごしているたくさんの方がいます。もうこれ以上、
誰一人として亡くなってほしくない。という願いもむなしく被害の大きさは日に日に明らかになり、
被災地の方々を救いたいという祈りにも似た思いはもはや日本中、いえ世界中のものになりました。
初めてテレビで見たときは津波の映像があまりに衝撃的で言葉にならず、甚大な被害を目にするたび
胸がつぶれる思いでした。あれから一週間、一般人である私に何ができるのか、何が必要かを考えていました。
節電も西日本ではあまり効果がなく、救援物資も仕分けや流通に支障があるとか。物が送れないなら
自分が行ってもし特技があれば、例えば歌が歌える人なら歌で、楽器が演奏出来る人なら
その音色で励ます事が出来ます。さて、私は?


疲れきった人達にこんな時こそ甘いものをと思っても、体を暖める燃料さえないのにケーキを焼くなんて・・・・・・・・・・。ここでいつも考えがついえてしまいます。そして私と同じ考えをする人も多いらしく、テレビでは役に立たないボランティアは被災者の為の食べ物が減るだけで
邪魔になるからこないで欲しいと釘まで刺してました・・・・。確かに・・・・・・・。
その結果なんとなくたどり着いた答えは、被災地で困っている皆さんにできる事のひとつ、
それは経済を停滞させない事。日本中が悲しみに暮れていては、被害のなかった地域まで沈んでしまいます。
こんな時こそ関西を中心とした西日本が経済を回し、力強い腕となり傷ついた人びとを助け起こしたい。
自分がしっかりと自分の力で立っていないと、隣人を助け起こす事は出来ません。ひとりひとりが
目の前の仕事に打ち込めばきっと経済が動き、お金が生まれ寄付金も出来る。
小さな力が集まって大きくなって届くと信じて復興を願う事にします。
そして、やっぱり節電も。普段から考えていれば、原発を一機でも減らせるかも知れませんから。
2011.2.10
 うむむ・・、実はケーキ屋として一番忙しい時期にさしかかっています・・・。
冬から春にかけて、クリスマス、お正月、バレンタイン、お雛様、ホワイトデー、卒業、入学、等々・・・。
しかし、「忙しい」という言い訳はあまり使いたくはないのです。誰だって忙しい中で生きてるのですから。
それに忙しいっていう字は心を亡くすと書きますね。人の心を思いやる余裕を無くす事なのかも知れない
と思った時、余計に「忙しい」という言葉を使いたくない、と思ってしまいます。
同じ忙しい中で、「どうしてそんなに余裕があるように見えるの?」って人いますよね。心を無くしていない。
時間のやりくりを工夫しているのでしょうが、そんな人に憧れます。忙しくて疲れていても、笑顔と優しさを忘れない。そんな女性が目標ですが・・・・・・・・・・・・・・・・。
遠いです、かなり。
2011.1.20
 本当に寒い日が続いていますね。去年の冬まではごく寒い時期には外を出歩く事が無かった為、
冬ってこんなに寒いのっ?!って今さらながら驚いています。半年前からウォーキングを始めてしまったため寒くても休むわけにいかず、防寒対策をして出掛けています。そのせいかどうかわかりませんが、この冬は本格的な風邪を引きませんでした。これはすごい!毎年「どうしてそんなにいつも風邪を引いてるの??」と言われ続けてきたのに!

生姜で体を温めるのがいいのかな?
(これってやっぱりパンに見えますかね・・・・・。生姜のつもりなんですけども・・・。)
2011.1.4
 皆様、新年明けましておめでとうございます。
あっという間に2010年が過ぎゆき新しい年になりました。
どんなお正月をお過ごしですか?モンガトウは昨年のクリスマスから年末まで未踏の忙しさを経験しました。
忙しさのさなかにある時は仕事がすべて片付くのが本当に待ち遠しかったのに、今こうして急ぎの仕事を持たずにいると何だか張り合いをなくしたような・・・・・。複雑な時を過ごしています。
昨年はお陰様で色々な新しい取り組みに挑戦した年でした。人と人との関わりに感謝する事が
たくさんありました。不況の風は避ける事はできませんが、色々な試みをすすめるうち
すこしづつ積み重なるものがありました。
新しい事を始めようとする時つい二の足を踏む私、初めての人に会う時、緊張で出来るなら逃げ出したい・・・と
思ってしまう私、そんな壁をすこしだけ越えた時、思いがけない実りがありました。
新しい事を始めたいと思う時、失敗して傷つきたくないという自分を守ろうとする気持ちは、あらゆる可能性を遠ざけている事と念頭に置いておきたい。と、新年に思います。



写真:クリスマスのアルバイトのみんなと

本人達たっての希望により
写真掲載

この写真もどうしても使えとの要望により
掲載(笑)

2010.12.25

 クリスマスまであと数日、と読秒みの段階に入るとケーキの仕込みも連日深夜に及びます。
疲れをまぎらわせるためのラジオが、クリームを泡立てるミキサーの音に混じって色んな人のメッセージやクリスマスソングを聞かせてくれます。たいていは定番の、山下達郎の「クリスマスイブ」とか、ワム!の「ホワイトクリスマス」なんかがお決まりですね。その中でも静かに心に響いたのはジョンレノンのハッピークリスマスとマイケルジャクソンのヒールザワールド
後者のほうはクリスマスソングと言えるのかどうか分からないですがこの二つの曲はメッセージが似ています。
これを聞いているとキリスト教の信者じゃなくても、クリスマスは世界の平和を祈り感謝を捧げる日だと感じます。そんな夜の食卓のメインはクリスマスケーキ。連日の激務も世界平和を願う行事に貢献していると思うと何だか素晴らしい仕事に思えてくる私は幸せ者です。(笑)

えーっと、・・・行った事ないんですが
クリスマスイルミネーションも素敵ですねぇ。
2010.12.5

 
さあ、年末に向かってまっしぐら!モンガトウもクリスマス準備が本格化してきて予断を許さぬ状況になってきました!日に日に緊張感が高まり、何度も仕込みのスケジュールを確認しています。
 
 そんな中、最近テレビで気になって仕方がない人が!!そう、あなたもきっと気になっているハズ?! 

この人!戦場カメラマンの渡部陽一さんです。
この方、今テレビで見ない日はないかも!ですね。                                 

 戦場カメラマンという職業にもともと興味を持っていました。戦場で撮られた写真はニュースなどで見る機会はあっても、戦場カメラマン自身には普段スポットは当たりませんね。どんな人が撮ったのか、どんな使命感があるのか。何を伝えたいか。写真から想像するしかありませんでした。それが、この人の出現によって戦場が生きた情報として伝わります。今まで、平和な日本では戦場の写真を見てもどこかよそ事であったのです。
 作家、漫画家の西原理恵子さん。最近ではどんどん作品が映画化され、すっかり有名になりました。元旦那様の戦場カメラマン故鴨志田穣さんの戦場での体験を読んで、写真だけではなく是非、本人が世の中に戦争って何なのかを伝えてもらいたい!と思っていました。残念ながら若くして亡くなられ、叶わなくなってしまった折、この人の突然の出現!バラエティーでも何でもいいんです。戦場の話が全然出てこなくても。独特の語り口調で世の中の人の興味を一身に惹きつけておいて、戦場へ持っていく!作戦は完璧です。

 
すごい賞を取った戦場の写真でも、それを撮った人がどんな人で、どんな形で戦場に滞在して、現地の人とどう関わったのか本人が伝えなければ生きた写真になりません。こんなに情報が氾濫する世の中で一枚の写真から色んな事を想像して感じ取ってくれるのを待っていても仕方がありません。先日、この人が出演しているテレビを見ながら興奮し、「そう!こういう人が必要やってん!なんぼスピリッツァー賞とか取って報道の世界でだけ有名でも一般の人の印象に残らな意味ないねん!!」と思わず叫びましたところ・・・・・・・。

「スピリッツァー賞じゃなくて、ピューリッツァー賞。」
とものすごく静かなトーンで突っ込まれました。



あれっ?そうなん?カメラマン根性を讃えるカメラマンスピリッツの賞かと思ってましたわ。

まあ、私にはよくある間違いで私らしいといえば私らしい。
とにかく今は、取材費を稼ぐためにテレビ出演されてるらしいのですが、あまりの人気ぶりに
戦場より安全でお金になる日本でのテレビ出演でずーっと行こう!ってことになったらどうしよう・・・・・と
ふと心配になりつつあります。
安全に気をつけて、ジャーナリストとして戦地の子供たちを取材して欲しいです。

渡部陽一公式サイト 「戦場カメラマンを続ける理由」
http://yoichi-watanabe.com/special02.html

2010.11.18

今年の秋は短かくて、今は秋なのかもう冬なのか分かりにくいですね。
クリスマス商戦もますます早めになる傾向もありますし、ケーキ屋にとってはあわただしい日々です。
毎年この頃には、寒くなる前に色々と秋を満喫するべく散歩をしたり、公園で読書をしたり
色づく木々をゆっくりと眺めたりで心をたっぷり充電して、年末のハードな商戦に備えていました。
なぜか今年は仕事が詰まってしまい、お休みを取れません。休日を返上しても間に合わないのです。
と言うか、自分の責任で風邪を長引かせてしまったのがいけないんですが。
などと愚痴っていてもしょうがないので、近所の買い物ついでに移りゆく季節を堪能する事にしました。
 
これは全部桜の葉なんですが、桜はすごいです。
春にはピンクの花びらで世界を幸せ色に染めてしまうし、夏には鮮やかな緑が精一杯の生命力を見せてくれるし、秋にはこんなに燃えるような色に染まります。
裏と表で赤と黄色のリバーシブル。もう・・素敵すぎ・・・。

樹上ではまだ
赤、黄、緑が混在しています。
すこし枯れ始めた芝生の上で等間隔に
散っています
絵の具の色見本みたい。
虫食いもなかなかチャーミング。
紅葉狩りというのは、日本ほど盛んなところはないそうです。
京都や奈良の紅葉の名所もまるで絵のように美しいですが、こうして近所を歩くだけでも
色づく草木が見られるのは幸せなことです。
2010.11.08
 壊れてしまったパソコンを修理に出し、データを復元する作業に追われている間に
季節は移り変わりました・・・・。皆様いかがお過ごしですか?
長い間ご無沙汰してしまい、すみませんでした。
パソコンに頼っていた作業の全てが滞り、皆様にご迷惑やご心配をおかけし、自分自身も不自由な思いをしました。印刷物の全てが刷れなくなりました。
プリンターは4代目なのに、このパソコンは初代で、思えばとても長持ちして働いてくれています。こうして更新作業をしている間もなんとなく調子が悪くてまたいつ壊れるんだろうってひやひやしています。

これがうちの2001年製ソニーのバイオ

スピーカーとCDドライブはすでに壊れて別付けに。
タワーのカバーとキーボードのスタンドも
もう壊れてなくなってしまいました。

10年も使ったパソコンはやっぱり愛着があって、新しいのが来ても捨てるのは寂しい。
これでたくさんのチラシを作り、ケーキの写真を印刷し、HPを作り、メールを書きましたが
引退は間近なようです。ちゃんとバックアップしておかないと。


2010.6.6
 子供の頃、ジャポニカ学習帳を使ってた方は多いのではないでしょうか。
表紙には世界各地の珍しい植物の写真が載っていて、裏表紙には詳しい解説もあるので
集めれば図鑑になりそうです。今でも小学生達はコレを使ってます。写真がキレイなので新しく買った時には娘のノートを眺めて楽しんでおりました。
今回はこんな表紙でした。


ジャポニカの解説・・・・・
表紙の解説    アオイロトケイソウ (トケイソウ科)
エクアドルの首都から3時間ほどの山の中で見つけたものです。
木にからまりついて、10mほども、つるをのばしていました。
この株には、約100個の花がさき乱れていました。(エクアドルで撮影)


花は時計の文字盤みたいで、メシベが時計の針に見えます。なんて珍しい花でしょう!
ぜひ本物を見てみたい!と思ったけど、エクアドルって・・・・・・なんだかもう果てしない。
残念ながら一生行くことはないかと・・・。植物園ででも見れないかなあ・・・。って思っていました。
ある日近所の散歩中、公園の柵一面に絡みつく見慣れない植物を発見!近づいてみますと・・・・・。

   

これ!・・・間違いないですやん!!!しかもものすごい数!
エクアドルまで行かんでもありましたで〜〜!
びっくりですよ!信じられないです!
子供も連れてきて見せると、
「あ〜〜〜、エクアドルより八戸ノ里の方が近いよって教えてあげたらいいねぇ〜。ジャポニカの人に」
そうねえ、取材費が全然浮いちゃうねぇ。
私の想像では、重いカメラを背負った取材班がアマゾンのような道なき道を
危険と隣り合わせに歩き続け、命と引き換えにしてやっと発見したまぼろしの花・・・トケイソウ。
と、そういう図が頭にありました。がしかし!えらい身近でした。(笑)
地球って、大きいようで小さかったのかなあ〜?

そしてもうひとつの驚きは、英名は「パッションフラワー」 、なんでクロックフラワーじゃないの?と、思いましたらこれ、パッションフルーツの花だそうです。うまく受粉すれば実がなるそうです。パッションって果実の香りと酸味の強さからきた「情熱」って意味だと思い込んでいましたが、そうではなくて、真ん中のめしべがキリストの十字架に、まわりの5つのおしべがはりつけになった釘に見立てられ、パッションフルーツ(キリスト受難の果実)と呼ばれるようになったとか。
同じ花を見ても、キリスト教の国と日本とでは見え方が違うんですねえ。子供のノートで勉強になりました。

※右上の花のアップの写真をクリックして下さい。トケイソウにぴったりの歌が聴けます。
 2010.4.22

 春です。天候はバラバラなんですが、やっぱり春らしくなってきました。
新しい門出の季節だからでしょうか、最近高校生くらいの女の子達からよく質問を受けます。

「パティシエになりたいんですけど、どうしたらいいですか?」(本気顔)

・・・・・将来を左右する相談は重いなぁ・・・・・。と、いつも一体どう答えたらいいのか悩みます。
最良のアドバイスってどうやったら見つかるんだろう・・・・・。
こっちが悩んでしまうと、意味無いんですけど・・・。それに私達は、いいのか悪いのか他の仕事を一切経験した事がないので、他の職との比較でモノがいえない。でも高校生の彼女達はとっても真面目に自分の将来と向き合い、考えています。なにか私達でも出来るアドバイスはないものか・・・・。


 パティシエになる方法は色々あるんです。一般的なのは製菓の専門学校を卒業して、ケーキ屋さんで働きながら修行する。という方法ですね。でも専門学校は結構な費用がかかります。なので直接お店で修行して経験を積んで独立までこぎつける人もいます。いわゆるたたき上げですね。ちなみにうちでは私は前者、主人は後者です。
そして一番必要なのは気力と体力。パティシエとは菓子職人。職人と言われる仕事は忍耐が必要です。我慢強くコツコツ努力するタイプの人が向いています。

 どうでしょう?向いていそうですか?
パティシエの仕事の中で一番楽しいと思うのは、クリエイティブ(創造的)であるところ。
ものを作る仕事は苦労もあるけど確かに楽しいです。
でも最近私が思うには、悩み多き年頃の彼女達には、今の環境の中で直面している事、
例えば、クラブや友達関係、勉強、趣味でもバイトでも何でもいいから何かひとつ本気になれるものを見つけて全力で取り組んでみて欲しい。それが明るい将来へ繋がる道のように思うのです。そこから何かが見えてきて、将来その時のことが輝いて見えるようになります。
その為の時間がたっぷりと用意されているのは、今しかないのですから。



フリージアは大好き、甘い匂いが美味しそう!!(笑)
 2010.3.30

 大変です!!
3月20日に100人の結婚披露宴、ウエディングケーキに特大クロカンブッシュの注文です!
しかも神戸まで配達です!
プチケーキとシューの皮を焼き上げ、当日の早朝から一気に組み上げ。
ああ、緊張する!でもワクワクする!!

出番を待つシュー200個、準備OK!

パーツも焼きました。イメージは、モダンかつクラシックに!

これは中に詰めるカスタードクリーム5キロ
見た目重視のピエスモンテと言えど、食べて美味しくなくては!!

プチガトーは200個、春から始まる四季をイメージしました。
お祝いには欠かせないアーモンドのお菓子マカロンもセットして。
春の宴らしいケーキが揃いました。

ブック型ケーキはメルヘンチックで可愛いです。
ケーキを本型に組み、マジパンペーストで覆います。
これを作っている間がとっても楽しかった!
幸福を運んでくるといわれているピジョンを右上に飾って、
ここにお二人の名前を入れます。お二人の上に幸福か舞い降りて来ますように。


完成!途中経過の写真がまったくないですが、(汗)
飴がすぐに固まってしまうので、時間との戦い!撮る間がなかったです。
さあ、お客様に喜んで頂けるよう祈るような気持ちで神戸まで・・。



 無事披露宴が終わりました。
新郎新婦のたっての希望であったクロカンブッシュ。
初めて見ると言うお客様も多く、大変喜んで頂きました。
ケーキの切り分けですが、フランス式のこのウエディングケーキは新郎自身が
お客様の目の前でシュークリームをひとつひとつ取り分けてサービスする慣わしです。
シュークリームの中には「当たり」が仕込まれていて、新郎新婦からのサプライズなプレゼン
トが!
出席してくださったお客様への感謝の気持ちが伝わる、暖かくてなおかつ盛り上がるケーキです。
神戸の洋館で行なわれたこの披露宴。ケーキの入刀は美しいお庭で自然の光とカメラのフラッシュライトを
浴びながら。式場にも写真にも映えるクロカンブッシュを囲んだ新郎新婦の姿は、まるで海外でのお式のように美しく感動的でした!!

 パティシエにとっても、大変感動的で幸せなお仕事でした。
このような機会を下さって本当にありがとうございました。


※ご注文お受けしております。デザインのご希望、人数をお申し付けください。

※会場となった、神戸塩屋の「グッゲンハイム邸」 ちょっとレトロで素敵です。
http://www.geocities.jp/shioyag/

 2010.1.22

 このたび、変わった人の依頼で変わったモノを作りました。
自然派ワインの試飲会イベントで供されるワインのおつまみです。
それもフランス人考案による抹茶ケーキなのでレシピの逆輸入感覚。
ケーキといっても砂糖は入れずに甘くなくて塩味。想像しにくいかも知れませんが、
オリーブオイルの香りが良くて美味です。抹茶とハーブとグリーンオリーブが
ワインに合いそう。(想像)
確かに砂糖が入らないだけでケーキの生地と同じなのでパティスリの仕事の範疇なのですが、・・・。
ここのところが私は非常にうとい・・・。パティシエなんて大抵お酒が飲めない、
ワインが分からない、したがっておつまみも分からない・・・・・・。
なので依頼人のシェフに立ち会ってもらって焼く事に。(忙しいのにすみません)
フランスのケークサレ(サレ=塩)作りはすごく新鮮な感覚でした。それもなんと300人分!
うちの作業場が、いつもとまったく違う香りに包まれました!
このイベントを調べてみると、熱い思いがいっぱい詰まっていました。
フランス人日本人に関わらず、ワイン作りに情熱を傾ける人たちがいっぱい。

「ヴィーニジャポン」http://www.vinijapon.com/

 1月24日の試飲会イベント。ワイン好きには非常にお得なイベントです。
なぜなら、運営する人達すべてがほとんど採算度外視でやってます。
これが情熱と言わずしてなんと言いましょう?!
もちろん、モンガトウも!(泣)
でも、熱い情熱に触れた気がして「私も頑張らなくちゃ。」と感じました。
抹茶とオリーブって合います!
                         日本人パティシエには絶対にない発想!!
2010.1.17

 6日と7日お正月休みを頂きました。クリスマスからずっと我慢のさせ続けだった娘と、
遊んでやらなければなりません・・・・。水族館とか動物園とか遊園地なんて
恐ろしい事を言い出しそうな空気。なんとか寒くないところ、
疲れないところで納得してくれますように・・・・・。
と、いうことで、以前から見たがってた映画「のだめカンタービレ最終楽章」これが一番体力を
温存できそう・・・・・。(年末年始の強行軍を乗り越えた体はもう力が残ってない・・。)
という訳で、映画も好きなほうじゃないけど仕方なく出かけました。
子供の友達も連れてって二人だけで見せようかしら・・とか色々逃げ道も考えましたが、
まあ座ったまま寝ててもいいし。となんとも不真面目な観客になり・・。

ところが!

やっぱり音楽はいい!!(笑)
ストーリーは相変わらずギャグが多いので、子供は喜んでるけど演奏のシーンが長くなると眠そう。
とにかくマングースの着ぐるみの出番がないのが不満らしい。
さっそく「後編」もみなくちゃ!って張り切ってる私の横で、「後編はもういい。」ってテンションの下がった娘。
ああ、お母さんの息抜きになったわあ!舞台はほとんどがフランス、パリだったし♪
後編は4.17から公開!前売り買っちゃおうっかなあ〜。
 2010.1.5火

 もう7日にもなって去年の話で恐縮ですが、昨年の大晦日、モンガトウは31日の夜まで営業して
いますのでお店を閉めてからすぐ実家へ出発。年越しはいつもこんななので、紅白歌合戦も
ほとんど見た事がありません。でも去年はどうしても後半戦だけでも見たいと、
早めに実家へ着くようにしました。昨年いっぱいで最後になる絢香の歌を聴いておきたい!と
思ったから。
今回はこの絢香の話を。

もともとコブクロが好きな私は、「絢香×コブクロ」から絢香を聴くようになりました。
デビューからたった4年足らず・・・次々とヒットを飛ばしていたにもかかわらず、
病気で歌えなくなった彼女の無念さって一体どれほどでしょう。
最後のステージで歌ったのは「みんな空の下」。
歌い出しは

「涙流さない どんなに辛くても・・ 」

歌の上手さはさることながら
本当に最後まで涙を見せないで歌いきった彼女の芯の強さに心を打たれました。
デビュー曲は「I believe」。大切なのは自分を信じて歩き続ける事。という強いメッセージのこの曲、
今回の病気の事も、きっと困難に立ち向かえば道は開ける。と強く信じて自分の心を
支えているのでしょう。こんな歌と彼女の姿に勇気付けられた人は多いでしょう。
アルバムはたったの2枚とベストアルバムだけですが、力強い歌声は弱冠22歳とは思えない。
そう!まだまだこれからです!
コブクロの曲も、「人生に数々の困難はあるけれど、必ずたどり着いた希望の丘には花が咲いている。」と
励ましてくれる応援歌がいっぱい。ずっと年下の彼等に励まされるアラフォーの私。
彼等の前向きな歌が好きです。
コブクロ+絢香は最強!!
  20101.2土

 皆様、新年あけましておめでとうございます。

 昨年のクリスマスから、新年まで息つく暇もなく慌しく過ごしています。
2日から営業しますので、お正月気分というものはあまり味わえないですが、
新年から忙しく過ごせる事はありがたいことです。お正月に人が集まる場面に
華やかなケーキも似合います。
たくさんの人の楽しい場面にモンガトウのケーキが登場する事を夢見て
今年もコツコツと前進してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
2009.12.10

 最近、モンガトウのケーキをお取り寄せしたいというありがた〜いご要望が増えてきております。
ずいぶん前から、「お取り寄せスイーツ」というのがブームになっていて
モンガトウに出来るかなぁ・・と考えつつ、日々の仕事に追われ先延ばしになってしまっていました。
お客様のほうから背中を押して頂いてる状態でお恥ずかしい・・・。
今のところは、お友達や親戚を中心に受注していますが、来年あたりから一般にも
本格始動したいと考えています。
発送すると、うちのお菓子の感想をブログで紹介してくださる方などが現れて、
それを見るたび、遠いところでうちのケーキを食べて下さって、喜んでくださる方がいる。
お顔も知らない方が、美味しいと喜んで下さっている。本当にありがたい事だと感じています。
これほどケーキ屋冥利に尽きる事ってあるでしょうか。
そもそも、ケーキを作る仕事はこれが原点なのです。お客様の「美味しい」の一言と笑顔で、
疲れが吹き飛んでしまうのです。長年やっているうちに、これを忘れていました。

 お取り寄せという方法は通信販売にあたるので、法律上の手続きや支払方法など、
対面販売にはない問題もあるんですが、こんなに喜んで頂けるのなら環境を整えて
やらせて頂きたいと思います。
皆様よろしくお願いします!
 2009.11.30

 またまた本の紹介なんですけど、どうしてもこれが面白くて紹介したいんです。
「河童が覗いたインド」(妹尾河童)新潮社
以前にも紹介した舞台美術家の妹尾河童さんのものすごいイラストエッセイです。
インドって本当のところ一体どんな国なんでしょう?正直インドにはそんなに興味はなかったんですが、妹尾さんが好きなので読んでみましたら、これがめちゃくちゃ面白い!相変わらずイラストは緻密で目を見張るほど。文章も手書きでみっちり。ちょっと読みにくいけどアート的。
 本来私は、本にイラストはあまり必要ないと思っているほうなのですが、これだけは別。
インドがおかれている社会情勢、宗教やカースト制度、一般の人々の暮らしが手に取るように伝わってきます。河童さんが、そこで何を感じたか、何に興味を持ったのか。好奇心の本能の赴くままにインド各地を巡ったひと味もふた味も違う紀行本です。それまでインドに行った人の話って、お腹をこわしたとか、物乞いがいっぱいだとか、平気でうそをつくとかマイナスイメージばかりが耳に入ってきて、いい印象はなかったんです。ところが、この本にはインドのいいところも悪いところも河童さんの公平な目で見て、興味深い場所に変えてしまいます。
この感性、視点は一体何なんでしょう。まさにインド人もびっくり!な興味の対象。私達の目って同じ物を見ても河童さんとは全く見方が違うんだろうな。どうせならそんな旅がしてみたい。

 一番面白かったのはインド人のお弁当箱。カレー用なので重箱みたいにナンとカレーに分けて重ねられるようになっていて、鍵がかかるというもの。盗られない様にじゃなくて、盗み食いされないように。なんとインド的!学生の時、いたずらで友達のお弁当を半分くらい食べちゃうとか言うのなら見た事あります。
でも、インドでは他人のお昼ご飯を盗み食いしてしまう。(外側は返すのかな?)貧困でお腹を空かせた人々が多いということです。インドへ行くと何か自分の世界が変わりそう。お腹を壊すのはイヤだけど。
この本を読むと、お腹を壊しそうなポイントもよくわかります。実際河童さんがトライして体験(○痢)しています。大人はそれまでの体験で結果を予測しますけど、この人は子供のような人で、何でも「やってみなけりゃわからない!」というのが口癖。確かにそうですが失敗も多いようです。(笑)
次は椎名誠さんの「インドでわしも考えた」を読んでみたいなぁ。

・・・今、アマゾンで調べていたら、「インドなんか二度と行くかボケ!」って言う本もありました。
なんかこれのが読みたくなってきた。(笑)

 色々と自分勝手な本の感想文みたいな事書いてるけど、これを読んで「私も読んでみたい」って思ってくださる方がいたら嬉しいです。
  2009.11.06金

 この寒い時期に人気のコンフィチュール。
これは実は、あるとーっっても寒がりな、冷え性の女性からの提案により
商品化が実現したものです。りんごをベースに生姜や蜂蜜など、
女性の体にいいものを選んで煮込んだ生姜のコンフィチュール
そのままお湯に溶かして生姜湯として、または紅茶に入れて生姜紅茶にして。
炭酸で割ってジンジャーエールに。もちろんトーストやヨーグルトにも。
なんと用途が広いんでしょう!生姜焼きに使う方もいるとか?
最近のコンフィチュールはいわゆるジャムとは違って
サラッとしているため用途が広いのが特徴ですが、さすがにここまで広いものは珍しい。
りんごがベースなので食べやすく、優しい味に仕上がっています。
寝る前にあったかい飲み物が欲しくなる私と娘。私はこの生姜紅茶にはまっています。
香りがよくてリラックスする感じで何とも癒される・・・。
娘は生姜は苦手なので紅茶にアプリコットやりんごのコンフィチュールを入れて、
飲む前からとっても嬉しそうな顔!(笑)

 実は冷え性とはまったく無縁の私、そんなに冷えで悩んでいる人がいるとは全く知らず。
そういう人と出会わなければ知りえなかった事、そして生姜のコンフィチュールを作ろうなどと
思いつきもしなかった事。
私は交友関係は広くないほうですが、色んな人と知り合う事はありがたい事です。
不思議なご縁を感じます。

長野からの直送で紅玉をいっぱい買い込んだので、

    アップルジンジャーティー

 たっくさん仕込みました!コンフィチュールは瓶詰め後、こうして冷めるまで逆さまにしておきます。
一日たつと中身がとろっとして味が落ち着き、すりおろしの果実がキラキラしてとってもキレイです。
冷たい風にやられて喉がイガイガする日には、これが一番ですよ。
  09.10.26月

 今年も残りわずかですね。
年々、時間が過ぎるのを速く感じるようになり、このままではこれから一体どんなスピードで
歳をとるんだろうと・・・・・・・・いえ、考えるのはやめましょう。

 先日、とってもサプライズがありました。
突然、テレビカメラを担いで大人数でお店になだれ込んできた一行がありました。
関西テレビの朝の番組の突撃取材でした。本当に打ち合わせなしの突然で、
何をしゃべったらいいのか分からずしどろもどろ・・・・・・。
レポーターの円広志さんは、色々とお店のことを訊いてくれるんですが、
シェフは噛みまくるし、私は愛想笑いがやっと。
放送後の一週間はたくさんのお客様がみえて、大忙し!
番組で紹介されたマカロンを一日中焼いていました。
今、やっと落ち着いてきたところです。で、気がつけばもうすぐそこに11月がやってきている!!
今年は、いつもよりもっとバタバタと一年が過ぎていきそうです。

 円広志さんはテレビで見るより、スラッとされていておしゃれな方でした。

チョコマカロンをご試食中。「ウマイ!」とご満悦。
                                ご来店、ありがとうございました。
 09.9.23水

 食に関するエッセイ本が好きです。
大橋歩さんとか高山なおみさん、飛田和緒さん。特にイラスト入りが好き。
一般の作家、漫画家の人が食べ物の事について書いたエッセイも面白いなあと
思います。

 最近読んだのは、土器典美さんのエッセイ本、
「だからキッチンが好きなんだ」
土器さんはアンティークインテリアを日本に広めた第一人者で、お料理の専門家では
ないんですがキッチンにひとかたならぬ思い入れがあって、台所仕事が大好きだと言う人。
皆さんはスーパーへ買い物に行って、献立が思い浮かばない時、
野菜ならとりあえず何からカゴに入れますか?
ジャガイモや玉ねぎはいつも買い置きがあるのでいいとして
私なら、キャベツ、人参、ブロッコリーあたりでしょうか。
年間通じて安価で、用途が広く、手間がかからない野菜。
キャベツは安い、人参とブロッコリーは緑黄色野菜なので体に良さそう。
栄養に気を使ってる人に見えそう!食卓が明るくなって料理上手に見えそう!
(○○そう!ばっかりだ・・・。錯覚だ。)

 これは、その人のお決まりの食生活を表すらしく、土器さんは
とりあえずなら、れんこんとゴボウだそうです。本人曰く「おふくろの味」を通り越して
「ババゴハン」と呼んでいるそうです。
買いませんよね、レンコンとゴボウ・・。
食べるには大好きですけど、料理が難易度高い感じがするじゃないですか。
皮をむいたり、アクぬきしたり・・・。ハードルが高い。
皮むきはピーラーでするする〜ってわけにいかない・・・。
大好きなんです、ピーラー。楽チンで。出来れば皮がないほうがいいぐらいで。
レンコンとゴボウは、もともと固いし切るのにも力がいりますね。
れんこんって穴ばっかしで損した気になるじゃないですか。
きんぴらごぼうを食べたいけど、指がアクで黒くなるじゃないですか!

と、ここまで書いて、自分がどれほど料理に手を抜きたいのか、という事に気がついて
ア然としました。(笑)
早い話が、ゴボウの土とレンコンの皮むきに心が負けているんです。
レンコンのへっこんでるところの皮をむいている間に、何品作れましょうか!
くびれだらけの生姜の皮むきよりイヤです。
キャベツなんか手でちぎって炒めるだけで、いえ、レタスに至っては
そのままサラダだとか何とか言って・・・。

 主婦するようになってはや10数年。ごぼうは年に数回しか買わず、
レンコンに至っては買った記憶なし。出来れば実家で食べたいなあ。
いつの間にか、ご飯の支度は早いのが一番。って感覚が身についてしまった。
ズボラ流ナマクラ料理研究家を自称していらっしゃる奥園壽子さんを
支持していたからなあ・・。
(実際の奥園さんも決してズボラやナマクラなわけないのに)

 いやあ、こんなスーパー主婦達と一緒にされては困る。(誰も一緒にしてない・・。)
私はマイペースで台所仕事をするとしよう。
毎日の事だから楽しく出来る事が一番ですしね!
 09.9.10木

 なんだか今年の夏は、あっという間に終わってしまいそう。
例年なら、もうイヤと言うほど夏を実感するのに今年は
「あれっ、もう秋?」って感じですよね?
夏休み、たっぷり遊べましたか?

 スーパーにも、もう今年のりんごや梨が並んでいます。
またこれが焦る・・・・。仕事まで前倒ししなければいけなくなります。
ケーキやコンフィチュールはやっぱり季節感が大事ですから
タイミングよく商品を切り替えなければ・・・。
ぶどうや秋のタルトの新作も出来ました。
09.8.4

 やっと梅雨が明けたそうです。
なんだか年々、洪水の被害が多く聞かれるようになってちょっと心配ですね。
やっぱり環境の変化(地球温暖化)が関係してるんだろうか・・・と。
もしそうなら、できるだけ環境に負荷をかけないようにつつましく暮らしたい、と
願っています。

 さて、夏本番がやってきて色々なイベントがある中で、地元へ友達が帰ってきてくれたり
自分達がお墓参りに帰ったり。
私は、お店を始めてから友達づきあいはあまりありませんでした。
みんな結婚するとそんなものでしょうが、ある時、急にお友達が増えた事が
あります。子供が出来た時。そうママ友!
「ママ友とはある意味戦友。」と漫画家の西原理恵子さんも言ってました。
「毎日かあさん」などの家族漫画を描いていて、子供も大好きな漫画。
この漫画も最初はママ友が貸してくれたもの。今では自分でも揃えてしまいました。
子供が小さいときに知り合ったママ友達は、転勤などであんまり会えなくなった今でも
ずっと友達だなあ、ありがたいなあ〜。って思う事が多いです。
自信を無くした時に励まされたり、色んなチカラをもらっているけど
私ははたしてそれに応えられているのかな・・・?
夏休みに東京から帰郷したついでにお店に寄ってくれて、コンフィチュールを
たくさん買い込み、「東京で友達に宣伝する!」と。
本当にありがたいやら、申し訳ないやら・・・。
(東京にはもっと良いお店がいっぱいあるんでは?笑)
いえ、せっかくですからありがたく甘えることにします。
感謝しても感謝しきれない。と、言いつつこれを機に
ネットショップデビューもありか??と調子づいています。(笑)
 09.6.3水

 あああ、大変だあぁ〜。
もう6月だなんて信じられない!
いちごのシーズンも終わりだというのにコンフィチュールのストックも、もはやゼロ・・・。
お客様には、「あれっ、苺はないんですか?」と聞かれると本当に心苦しいです。
やっぱりいちごって人気者だったんだ・・・・・。(←いまさら?)
ぼやぼやしてると、もうアプリコットや梅、さくらんぼ、桃が一気にやってきます。
コンフィチュール用の果物は、買うタイミングが難しい。(ちょっと言い訳)
そして果物屋さんに無理を言って、苺を仕入れてもらいました。
さあ、仕込みを頑張らなくては。

 忙しいと言いつつ、自分の時間も持ちたい。
休みには、季節を感じるための散歩。これもちゃんとやっておかないと知らないうちに
季節が変わってしまうのは寂しい。その時々の木の様子や、花の咲くのを見ておかないと
とっても損した気がします。自然を感じるといっても、近所の川沿いを買い物ついでに歩くだけ。
散歩途中の果物屋さんではまた、予想外にもコンフィチュールによさそうな材料を見つけてしまったり、
花屋さんでかわいい鉢植えを見つけてしまったり、でまた両手がいっぱいになって重くて重くて
散歩どころではなくなってしまうんですけど。
植物の生命力のたくましさを見ていると、色々なインスピレーションをもらえます。
それがはっきりと形になっていなくても、仕事をするうえでのエネルギーに繋がっていく気がします。
本との出逢いもそう。面白くなかった・・・っていう時も結構ありますが、
衝撃をうけるような本にも出逢います。最近好きなのは、舞台美術家の妹尾河童さんという人の
「河童が覗いた・・」シリーズ。
同著の「少年H」(自伝小説)が有名なので、こちらをご存知の方も多いかも。
この人はすごいんです。何がすごいかと言うと、好奇心。
とりあえずこの好奇心が並じゃないです。この人はこの貪欲すぎる好奇心で
いつか身を滅ぼすのではないかと心配になるくらい。でも結果はこの好奇心によって
得たあらゆる情報を自分のものとしてさらに活躍してしまうのです。
好奇心に美術が備わるとこうなるの?!という驚き。
河童が覗いたシリーズ第一弾「河童が覗いたヨーロッパ」では、
芸術的なデッサンでヨーロッパをスケッチしまくる。絵に説明が手書きで添えられていて、
好奇心によって得た情報が面白い。
読む人の誰もが、こんな風に描けたらどんなにいいだろう。って思うでしょう。
でも実際、こんな人が身近にいたら困ります。
何かにつけて、「これはどうして?どうして、どうしてこうなの?」って、
答えるまでずっと子供みたいに。(笑)おまけにスケッチまで始めて!

 実はこの本、ずいぶん昔の本で私が初めてケーキ店へ勤めだして間もない頃、
通勤電車の中で読むのに買った本。もう表紙が変色しています。
今また読み返してみると、昔とは感じ方が違うものです。
今でも本屋さんに並んでいます。シリーズの中で興味のあるものから是非、
読んでみて下さい。ものすごい好奇心が満たされて満足するか、さらにもっと好奇心が
湧き出してしまうか。う〜〜ん、後者かもしれませんねぇ。ちょっと困りますヨねえ。
 09.3.21土

 私は普段、プロ野球には興味がありません。しかし、WBCは見始めると面白かった!
主人は野球に限らずサッカーでもオリンピックでもスポーツ観戦が大好きで、
解説者なみに詳しく、語り始めるとうるさい・・・。今回のWBCも始まる前から一人で勝手に戦略を練っている様子です。
 
 連日の試合を見ていて、私の気になる事がいくつか・・・・・。
イチローの不振ぶりには驚きました。調子のいい時には、いともたやすく毎回塁に出る。
合わせるような軽いバッティングを見ていると、ああ、この人にとって野球なんて
簡単なものなんだなぁ。って思うくらい。でも、やっぱり違いました。
イチローとて人の子だったんです。
もう何打席もヒットなし。打順が来るたびだんだんと表情が変わり
誰もが認める天才の面影がかすんでいきます。大スター選手だからこそ期待が大きく
チームの流れを作る責任が重いのでしょう。ついにバントまで失敗してしまった時はもう
見ていられないくらい痛々しい天才の姿に涙が出そうでした。
また、合い間に入ってくるCMが、当然活躍しているであろうというイチローの姿を
映し出していてまた悲しく・・・。
あのイチローでさえ、自分を信じられなくなる時があるのです。
そう思えば、凡人の私が些細な失敗で自信を失くすのは当たり前・・・。
 
 それからびっくりしたのが、レフトを守る内川選手って言う横浜の選手のお顔!
初めて見ましたが、気になって気になって仕方ない!!
(とりあえず自分の顔の問題はおいといて・・・・)
余計なお世話ですが、スポーツ選手は噛み合わせが大事だろうと思います。
内川選手は顎関節の下顎が前に出ているに違いありません。
強く食いしばるバッティングには影響はないのか?マウスピースをしなくていいのか?
噛み合わせの矯正はしないのか?ちゃんとしゃべれるのか?(本当に失礼!)
気になって試合の行方どころではありません。
主人は見慣れているのか驚きもせず、「スローで見たらたぶんアゴで打ってる・・」と。
で、実際アゴで打ったかどうかは分かりませんがHRまで出ました。ベンチのメンバーと
ハイタッチとアゴタッチまでしています!またこれが感動しました。
一般的には、噛み合わせの問題は医学的にも色々とマイナスであったと思うのです。
思春期には見た目も気にしたでしょう。あだ名は幼い頃からずっと「アゴ」だったはずです。(失礼!)
名前を思い出せない時には、「あ〜あの、誰やったか、アゴの出た〜・・・。」と言えば
みんなが声をそろえて「内川っ!!」って一発で問題は解決するはず。
しかし、これが日本を代表するプレイヤーとして世界大会に出て活躍をすれば
あのインパクトの強いアゴさえもチャームポイントにしか見えなくなるのは不思議です。
見た目のコンプレックスなどは、他に自信を持てるものがあると
何とも思わなくなるもんなんですね。
ああ、ベンチにいる時はグランドを隔てる柵にアゴをのっけて観戦してるに違いないわ!
と勝手に想像してみる。(笑)
笑顔がすごくかわいくて、イケメンの岩隈やダルビッシュよりカッコイイ(?)かも!!
皆さん!注目ですよ!
ああ、私もアゴタッチしてみたいなぁ。

 09.3.25追記
 ご覧になりましたよね?WBC決勝、対韓国戦!
内川選手は攻守の大活躍で一気に有名になってしまいました!
4月からのシーズン戦をそーっと観戦しに行きたかったのに、この調子では
内川フィーバーで、席が取れなくなりそう!・・・・・かもしれない!
アゴタッチの夢は急に遠くなりました。(笑)
 09.2.23月

 春が近づいてくるのが感じられる今日この頃。
イベントが立て続きにあって忙しい毎日です。
お雛祭りとホワイトデーの商品を同時に進め、春の新作コンフィチュールも考え中。
手の甲に仕事の優先順位とともに今晩のお買い物のメニューまで書きまくり、
手を見たお客さんにギョッとした顔をされています。でもこれが一番便利、
メモしてもメモをなくす人間なので。
 忙しい中でも本を読むのはやめられなくて、最近は精神科のお医者さんが書いた本が
気に入っています。精神世界が好きで、形のないものの事を考えていると気持ちが落ちついて
自分が自分に戻っていく感じが安らげるのです。あ、何か変な人とお思いでしょうか。
精神世界は、詩や音楽、芸術にも関連するものです。安定して安らげる世界がないと
人は現代の忙しさのなかで自分を見失い、精神を病んでしまうと言われています。
齋藤茂太と言う精神科のお医者さんの書いた本は読みやすく、明るい気持ちにさせてくれます。
偉い大先生なのに、至って自然体で癒し系。のんびり構えれば万事心配ないのですよ。と
気分をリラックスさせる名人です。残念ながらほんの数年前に90歳で亡くなられました。
同じく精神科の医師で歌人でもあった有名な齋藤茂吉のご長男です。
心の健康のために是非ご一読を!お勧めです!
著作物とプロフィールは下記をご参考に。
http://www.saitohp.jp/sigeta/index.html
 09.1.13火

 さあ、新しい年です。今年もよろしくお願いします。
お陰様でクリスマスも無事終え、新年を迎える事が出来ました。
去年のクリスマス前には、イベントの大きな大きな山を前にして腰が引け
ああ、早く1月半ばになってほっとしたい・・・。と泣き言を言ってたことを思い出します。
あの頃に比べればなんと穏やかで心安らぐ日々でしょう。
(そんな事言ってていいのか)
次には次のお仕事が待っているけど、クリスマスにくらべれば
バレンタインもお雛様も楽しむことが出来るイベントです。
クリスマスは?と言えば・・・・・。あまりのイベントの大きさで、一つでも失敗すれば
損失が大きい・・・緊張する・・・・怖い・・・・ううう、胃が痛い。とこんな具合で。(笑)

 去年のお話はこのくらいにして、
先日は成人の日でしたね。雪もちらつく寒い日で、
新成人の姿はあまり見かける事ができませんでした。
それでもテレビでは、新成人へのインタビューが放送されています。
「新成人の未来は明るいか暗いか?」と言う問いに、明・暗の札を上げてもらうというもの。
なんでそんな事訊くかなあ・・・・・・。って思いませんか。
まるで「暗い」という答えを引き出そうとしているみたいじゃないですか。
そしてやっぱり圧倒的に「暗」の札を揚げる人が多い。
理由には事欠きません。就職問題に一番近い人達。景気の動向には敏感になっています。
私は日頃から、テレビに出てる人は景気の動向のマイナス要素ばかり強調しすぎている、
と思っていました。もうマイナスの話は聞き飽きました。もう十分分かっている事です。
現実から目をを背けることは出来なくても、明るい材料を探す事は出来ます。
せめて未来のある新成人の方々には、明るい希望の片鱗でも持ってもらいたい。
若い希望の芽を摘んでどうする?!
日本の未来は決して絶望的!ではないはず。そして絶望的かそうでないかの未来を
作り出すのも新成人自身です。
最後に出てきた振袖の女の子、やっと私の願う言葉を口にしてくれました。
「暗い材料はあるけど、願いを込めて「明」にしました。」
そう!そうよ!その言葉を待ってたの!
華やかな振袖姿に「暗」の文字は似合わないのよ〜!!

そうは言っても、我々のようなとっくに成人にも責任があります。フレッシュな力を借りて
一緒に頑張っていきましょう!!とテレビの前で鼻息を荒くする古い成人でした。
最後になりましたが、成人おめでとう。

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