---------- 車両解説 ----------

1620系

 9000系以来2両単位の新車の増備が続いたが、2連車だけの増備が飽和状態に達し、奈良線では1020系、南大阪線では6620系の4連車が平行して製作されるようになった。その中で大阪線用として1994年(平成6年)4月より1437系の4連仕様車として登場したのが1620系で、編成は大阪側よりク1720+モ1670+サ1770+モ1620と組む。
 1994年(平成6年)度は1621F・22Fの2編成、1995年(平成7年)度は1623F〜25Fの3編成、さらに1996年(平成8年)度にはTcとMの間にモ1650+サ1750を組み込んだ6両固定編成車も登場した。全車大阪線に所属しており、主として上本町〜青山町間にて急行から普通まで幅広く使用されている。
 次世代一般車両登場を控えた2023年(令和5年)、接客設備改善と運行機器関連のリニューアル工事が施工され、外観は前面と側面の行先表示器をカラーLED式表示器に交換し、前照灯部をLEDの標識灯に変更、従来の標識灯部をLEDのヘッドライトとし視認性の向上を図った。また前面の左右には転落防止柵が設置され印象が変化した。車内においては車内照明をLEDの間接照明とし、座席はドア側端に透明デザイン板を施したものに変更、両端と中央寄りに天井とを繋ぐポールも追加された。同改造は1623Fより施工が開始されている。
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区間列車に活躍する1620系 大阪線普通運用に就く6連車
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←上本町
ク1720形(Tc) + モ1670形(M) + サ17700形(T) + モ1620形(Mc)
1721 + 1671 + 1771 + 1621
1722 + 1672 + 1772 + 1622
1723 + 1673 + 1773 + 1623
1724 + 1674 + 1774 + 1624
1725 + 1675 + 1775 + 1625
 ク1720形(Tc) + モ1650形(M) + サ1750形(T) + モ1670形(M) + サ1770形(T) + モ1620形(Mc) 
1741 + 1651 + 1751 + 1691 + 1791 + 1641

2023年12月25日更新

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