---------- 車両解説 ----------
600系
1992年(平成4年)からの養老線車両近代化に伴い、1600系(モ1600・モ1650・ク1700・ク1750)、1800系(ク1950)、6000系(サ6150)、6800系(モ6850)を養老線に転属させて生まれた形式である。編成は大垣寄りからモ600形+サ550形+ク500形の3両編成と、モ600形+ク500形の2両編成に組成した。 養老線転属にあたってMcはKD−101形空気バネ台車を新製、Tcは6800系から流用のうえ改造したKD−39C形を使用した。尚、T車は従来のものをそのまま使用した。主電動機は6000系のM車を電装解除して捻出したMB−3082系、制御装置はVMC形を装備した。MGはHG−634形(120kVA)に変更してTcに、CPはD−3−F形をMcとTに装備した。改造にあたっては側面に車外スピーカーが取り付けられ、サ550形には団体使用を考慮してWCを設置したが、後に撤去されている。なおパンタグラフはシングルアーム型に変更されている。 2007年(平成19年)10月からは近鉄養老線は養老鉄道へと分社し、後に全ての車両がマルーン1色塗装となった。2009年(平成21年)9月、元南大阪線6800系のモ606+ク506は登場時のラビットカラーに復元され、オレンジに白帯の装いとなり側面にはラビットマークもステッカーで復元されている。更に2013年(平成25年)12月には元名古屋線1600系と1800系で組成された604Fが1600系登場時のベージュに青帯の塗色に復元されが、2019年(令和元年)9月には京浜急行電鉄とのコラボレーション企画で赤色に白帯の京急カラーとなった。 2001年(平成13年)に旧1615Fの605+505が、2016年(平成28年)には603+503が廃車された。 |
元名古屋線1600系、元南大阪線6000系で組成された601F | 養老鉄道にてマルーン1色となった600系 |
ラビットカラーに復元された606F | 京浜急行電鉄カラーとなった際の604F |
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モ600形(Mc) + サ550形(T) + ク500形(Tc) | |
601 + 551 + 501 | |
602 + 552 + 502 | |
モ600形(Mc) + ク500形(Tc) | |
603 + 503 | 2016年廃車 |
604 + 504 | |
605 + 505 | 2001年廃車 |
606 + 506 | ラビットカラー車 |
2023年12月25日 更新
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