---------- 車両解説 ----------

120形

 1982年(昭和57年)からの内部・八王子線近代化により新製260系と編成を組むT車として比較的製造年の新しい既存車両を割り当てることとした。
 対象車の形式はサ120形とし、121〜123は元モニ220形227〜229、124は元サ130形132を割り当て、改造に際して貫通路の取り付け、内装のアルミ材化、車外スピーカの設置、シートモケット色のオレンジ系化、塗色の変更が行われた。
 2015年(平成27年)4月、新会社である四日市あすなろう鉄道に事業移管した後、在籍車両のリニューアルを行うこととなり、260系第1編成のリニューアル工事が同年9月に完了、中間車は新造のサ180形に置き換えられてサ123は廃車、続いて2016年(平成28年)8月には第2編成のリニューアルも完了し、サ121が廃車となった。
 以後、2017年(平成29年)から2018年(平成30年)にかけて残りの260系もリニューアル工事が施工されることとなり、残るサ124は2017年(平成29年)9月に、サ122も2018年(平成30年)9月に廃車となり、サ120形は全て姿を消した。
***
元モニ220形のサ121〜123 改造当時のサ121車内
***
晩年のサ122 元サ130形132のサ124
***
サ120形(T)
121 2016,3廃車
122 2018,9廃車
123 2015,4廃車
124 2017,9廃車

2018年11月 4日更新

記事および画像の無断転載はお断りします
© 1999 大和路ポストマン