| 飛鳥時代 | 西暦588年(崇峻元年)日本に瓦が伝来したこの頃は、つくるのもはじめてでしたから、苦労しながらも一生懸命に手作りした跡が、瓦にきちんと残っています。 
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                        | 白鳳時代 | 飛鳥時代からさらにがんばり、立派な瓦がつくられるようになりました。 | 
                      
                        | 天平時代 | 瓦に化粧をほどこし、量産するために大きさもり小ぶりになりました。 | 
                      
                        | 平安時代 | 平和で豊かな世の中だったのか、日本に瓦が伝わった時よりも、技術が衰えてしまい、「瓦」がいったん途絶えたようになりました。 | 
                      
                        | 平安末期 | 末期になると、また復活し始めます。 | 
                      
                        | 鎌倉時代 | 瓦の大きさも大きくなり、分厚く丈夫で、しっかりと焼かれ、また、屋根からずり落ちないような工夫をしたものや、瓦を止める穴もつくられるようになりました。 この時の瓦は、現在に至るまで受け継がれています。
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                        | 室町時代 | さらに磨かれ、美しくなり、見えないところまで手をかけ、瓦がズレ落ちない工夫がさらに考えられ、完ぺきに近いものができました。 | 
                      
                        | 江戸時代 | 文献によれば、本瓦葺を簡略化した「桟瓦」が考案されましたが、当時の瓦は現存していません。それよりもう少し古い瓦が、宮城県の瑞巌寺の庫裡に残っています。 記名のあるものとしては、奈良の西方寺本堂のもので、宝暦7年(1757)とあります。
 またもうひとつ、簡略瓦として、「蝋燭(ろうそく)桟瓦」も発達しました。
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                        | 明治時代 | 屋根の形態や屋根葺き材も多様化しはじめ、見た目だけよいものになりました。 | 
                      
                        | 大正時代 | 
                      
                        | 昭和時代 | 戦争で、瓦づくりは、いったん途切れました。 その後は、機械化が進み、大量生産に付け加えて、カラフルな瓦まででてきました。
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                        | 平成時代 | 完ぺきに近いものが、ほぼつくられるようになりました。 しかし、阪神・淡路大震災以来、屋根には軽量化を求められるようになり、また、プレハブ住宅の出現により、瓦以外の葺き材が多く使われ始めたため、瓦産業は大きな影響を受けることになりました。
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