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職人



山本 清一         国認定 選定保存技術保持者【屋根瓦葺(本瓦葺)】







 山 本 清 一(やまもと きよかず)

昭和7年(1932)11月1日
奈良県生駒市生まれ

民家の瓦葺職人の四男として、生まれる。
尋常高等小学校高等科を卒業後、父のもとで21歳まで屋根(桟瓦葺)を葺く。

その後、旧斑鳩町役場(屋根の形がお寺形式)の屋根葺きで試行錯誤するたびに、法隆寺へ通い、あのような立派な屋根を葺きたいと思う。のちに、ご縁で井上新太郎氏のもとへ弟子入りさせてもらい、本瓦葺きの修行をする。その際に、施工図や原寸図の大切さを学ぶ。26歳で独立、31歳で働いてくれる若い衆を擁護・保障するために、会社を設立する。

また、瓦葺きをやっているうちに、瓦そのものに欠点や弱点があることがわかり、自ら瓦造りをはじめるため、38歳で工場を設立する。なかでも、本瓦葺きの問題点を改良した、南都平瓦(平成12年特許取得)を開発する。

さらには、瓦が日本へ伝わったころの古代瓦づくりの研究と制作(道具類の復原から瓦制作にいたるまで)や、白鳳時代の瓦窯の復原制作、古代の屋根の葺き方についての研究などもおこなう。

平成6年には、文部大臣より選定保存技術保持者【屋根瓦葺(本瓦葺)】という、いわゆる職人における人間国宝に認定される。

主に手掛けた仕事は、法隆寺金堂、松本城、姫路城、東大寺大仏殿、薬師寺伽藍、唐招提寺金堂、平城宮跡朱雀門、大極殿、東本願寺などがあり、その他多くの伝統的な建築物の復原、再建などがあげられる。

何事も、真剣にやっていれば疑問も出てくる。わからないながらも、毎日真剣に心からやっているうちに、自然と手が勝手に動くようになる。
技術をまもっていくため、また文化財を残そうと思えば、人を育てなければなりませんから、そういう職人を育てつつ、「ものづくりはひとづくり、ひとづくりはくにづくり」を理念に、現在は次世代の育成に力を入れている。


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