■ ナンバープレート情報自動収録 (question & answer ) |
通行する全車輌情報を個別に採りたい。 |
全車両を区別するためにナンバープレートを識別要素とします。 多項目の情報を画像処理技術によって電子データ化して通過時刻と同時収録します。 |
悪天候や夜間の観測が出来ますか。 |
光学器械と電子機器との組合せなので取り扱いに高度の技術を必要とします。赤外線照明によって夜間観測や全天候で収録できます。 |
警察の許可が得られますか。 |
路側の構造物に架設して観測できるようにフリーアングル・カメラを新開発しました。
カメラの設置管理、作業のための交通規制が不要で警察協議は簡単です。 |
調査場所に制約がありませんか。 |
上空横断構造物が不必要なので任意の場所で機動的な調査が出来ます。 |
情報量が多くなり長期間連続観測が出来ますか。 |
メモリー容量さえあれば長時間連続して安定的に観測できます。 |
■ Roadockによるデータ処理、分析 |
人手観測データをコンピュータ処理するにはデジタルデータに変換する必要があり、単純な整理や統計処理しか出来ませんでした。 |
データは全て電子化してメモリー・ストックするので変換作業なしで直接コンピュータ処理できます。
電子化データによる作業ですから膨大なデータの多様な統計分析も迅速にできます。
データが膨大になっても電子データですから作業時間に変化はありません |
■ 地点交通のデータ・マッチングによる区間交通のピックアップ |
区間交通分析に必要なリンク交通はどうして取り出しますか。 |
2地点の交通量調査データを照合して同一ナンバー車輌を区間通過交通として抽出します。 |
■ 妥当で精確な評価がアカウンタビリティを高めます |
分析評価にはリンクトリップ・データが必要ですが十分なデータが得られますか。 |
区間を通過した車輌は全てピックアップしリンクトリップデータとします。 OVISにより収集したデータを基にした旅行速度データによる分析評価は精確です。
データは通過時刻が記録されているので所要時間データの時間的変化も得られます。 |
プローブカーによるデータとの違いはどんなところですか。 |
プローブカーは特定の試験車輌の走行記録にすぎません。データ数が少ないのでデータのバラつきが大きく交通全体の代表値にすることは出来ません。 |
■ 交通量、車種構成などと整合のとれた旅行速度ですか。 |
プローブカーによるデータ収集は交通量調査と同時に出来ないので整合がとれていないが大丈夫か。 |
交通量と旅行速度は密接に関係します。それぞれ独立して得たデータの組み合わせでは精確な分析評価は出来ません。
OVISでは交通量データを基にして旅行速度を算出するのでQV関係が分析できます。 |
■ プローブカー調査で信頼性ある交通分析・評価が出来ますか |
試験車両に限定したデータのため、必ずしも一般交通と同等とは言えません。データの数が少なくばらつきが大きいなど信頼性が低いと言われます。
マップマッチングやデータ変換など時間と経費が必要です。 |
OVISではプローブカーの運行作業は不要になります。
区間を通過した個々の車輌について旅行速度データが自動的に得られ、区間交通流の精確なデータ分析が可能です |
データ不足のためこれまで特定の交差点におけるピーク時だけを対象にしたり、渋滞長や交差点通過時間などの単純な評価で説明してきました。 |
単一の旅行速度と日交通量の積で定量評価すると現実との乖離が生じます。 単純で定性的な評価ではアカウンタビリティは果たせません。
OVISデータによればピーク時だけでなく24時間の経時変化が分かり、積分による適正評価値が算定出来ます。 |
■ リンクトリップデータで区間交通流分析が出来ます。 |
質の変化や経済的価値はどのようにして算出・評価するのか。 |
事業評価の要領は費用便益分析マニュアル、道路局通達に則り算出します。
現況交通の客観的評価指標の定量評価をリンクトリップデータに基づいて算出します。 |
算定には車種別の旅行速度データが必要ですが既存のデータがありません。 |
データ不足が成果主義の道路行政マネジメントの課題です。
今後は道路交通センサスに新技術を活用して事前データ整備に努めなければなりません。
暫定的には事業に関するデータ収集を高度化しデータを蓄積することが重要です。 |
特定の路線・区間における一般交通のデータ収集、パフォーマンス分析には定点観測方式が有利です。 |