---------- 車両解説 ----------

18200系(あおぞらU)

 従来、主に京都・橿原線で使用されていた18200系は1989年(平成元年)に営業特急車としての役目を終え、同年9月に20100系(あおぞら)の後継車として改装され、あおぞらUと名付けられた。改造は従来2両編成×5本であったのを4両編成×2本、2両編成×1本とし4両編成の中間に挟まれたMc、Tcの運転台は撤去された。また車内はシートモケット(車両ごとに青系と茶系に分けられている)の取り替え、化粧板や床の更新、AV機器の設置、化粧室の増設などが行われた。前面は貫通幌カバーを設け貫通扉窓の拡大、標識灯はLEDのものに取り替えられ、運転席側窓下には「あおぞらU」のロゴが入れられた。塗色は白地に窓回りを中心にスカイブルーのラインが入れられた。
 1997年(平成9年)には18400系の18409Fも同じく「あおぞらU」に改造され、ともに活躍していたが、2005年(平成17年)12月に12200系から改造された15200系「新あおぞらU」の登場によりその役目を終え、2006年(平成18年)4月までに全車解体された。
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伊勢へと向かう18200系+18400系 2連で回送される18203F
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運転台が撤去された中間車 18200系さよなら運転
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←上本町/名古屋→
ク18300形(Tc) + モ18250形(M) + サ18350形(T) + モ18200形(Mc)
18301 + 18251 + 18351 + 18201 旧18303 + 18201 + 18301 + 18203
18302 + 18252 + 18352 + 18202 旧18304 + 18202 + 18302 + 18204
ク18300形(Tc) + モ18200形(Mc)
18303 + 18203 旧18305 + 18205
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形式 車種 番号 両数 定員 全長
(mm)
全幅
(mm)
全高
(mm)
台車 電動機 出力
(kW×個)
製造初年 製造所 備考
モ18200 Mc 01〜03 3 56 20720 2670 4015 近車KD-63B 三菱MB-3127-A 180×4 1967 近車  
モ18250 M 51・52 2 60 近車KD-63 1966  
ク18300 Tc 01〜03 3 56 20960 近車KD-63C 1967  
サ18350 T 51・52 2 近車KD-63A 1966  

2019年 2月10日更新

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