---------- 車両解説 ----------

2400系

 1966年(昭和41年)に登場した大阪線初の1M方式の高性能車である。従来大阪線ではMMユニット方式が採用されてきたが、155kwの大出力主電動機の開発により、奈良線高性能通勤車と同じ経済的なMT編成が組めるようになった。車体スタイルは1480系(後期形)・2470系と同様で間通路は広幅である。尚、近鉄ではこの頃から通勤車の規格統一化が行われ、1800系(名古屋線)や6000系(南大阪線)と車体が共通である。ATS装置は乗務員室助士側に設置されたため窓下1/3ほどそれが露出しアクセントとなった。冷房装置は1975年(昭和50年)〜1985年(昭和60年)にかけて取り付けられ、同時に車体更新(内外装材張り替え・行先方向幕設置・ATS位置変更)が行われた。

 1998年(平成10年)から1999年(平成11年)にかけて2401F〜2404Fが廃車され、残る05F・06Fは信貴線などで余生を送っていたが、2003年(平成15年)7月から名古屋線で運用され、2405Fは同年8月に廃車、2406Fも2004年(平成16年)3月に廃車され2400系は消滅した。
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冷房改造前の2400系 大阪線で活躍中の2400系
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 ク2500形(Tc) + モ2400形(Mc) 
2501 + 2401
2502 + 2402
2503 + 2403
2504 + 2404
2505 + 2405
2506 + 2406
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形式 車種 番号 両数 定員 全長
(mm)
全幅
(mm)
全高
(mm)
台車 電動機 出力
(kW×個)
製造初年 製造所 備考
モ2400 Mc 01〜06 6 170 20720 2709 4150 近車KD-60 三菱 155×4 1966 近車  
ク2500 Tc 01〜06 6 170 3990 近車KD-60A  

2014年10月24日 更新

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