---------- 車両解説 ----------
277系
老朽化の目立ちはじめ、さらに性能面から限定運用となっていた220形の代替車として1990年8月に新造された車両である。車体寸法などの基本設計は北勢線270系に準じているが、鋼体にフレームレス構造を採用して軽量化を図り、座席も一方向の固定クロスシートとなった。前面形状は切妻形ながら運転台や車体構造は内部・八王子線の260系に準じている。主電動機は270系同様に、1個あたり38kwのものを使用している。 三岐鉄道事業移管後の2008年3月、制御弱め界磁段・ATS制御段追加などの高速化改造を受け、その際に形式がクモハ277形に変更された。2014年(平成26年)10月に、北勢線開業100周年を記念して200形とともに三重交通の塗装が施され運用されている。なお、行先表示器は2017年(平成29年)3月にLED式のものに交換されている。 |
北勢線を走る近鉄時代のモ277ほか | 一人掛けの固定クロスシートが並ぶ車内 |
高速化改造後のクモハ277 | 北勢線開業100周年を記念して三重交通カラーとなったクモハ277形 |
阿下喜→ | |
モ277形(Mc) | 高速化改造後 クモハ277形(Mc) |
277 |
2020年11月14日更新
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