Angel Sugar

「秘密かもしんない」 第3章

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 早樹の声を聞いた大地は思わず席から立ち上がり、玄関の方へと向かった。その後を戸浪と祐馬が続く。
「何だ君は。一体うちの大地に何の用なんだ。大地が君のような男と知り合いとは思えないんだがな」
 早樹は玄関で仁王立ちでそう言っていた。
「……ですから……」
 苦笑したような顔で博貴は言って頭をかいていた。
「早樹にい……俺の友達だって……」
 溜息をついて、大地はその間に割って入った。
「大、お前……こんなチャラチャラした男と友達なのか?」
 早樹は大地の言葉を聞き、驚いた顔でそう言った。
「別に……チャラチャラなんて……」
 と、言いながらまともに博貴の姿を確認すると、早樹がそういうのも無理はないと大地は思った。
 髪は後ろで束ねているのだが、ホワイトシルクのシャツは半分しかボタンが留まっていない。その所為で素肌が半分見えている。その上、ヴィヴィットカラーのパンツに、腕には細いゴールドのブレスレット。
 どう見ても普通の職業には見えない姿だ。これでは初対面の人間に遊び人に扱いされても仕方ない。
 大良……
 その格好が悪いって……
 深いため息を心の中で付きながら大地は思った。
「早樹にい……人間は外見じゃないって良く言ってただろ……。大良はこんな風に見えるけど、悪い奴じゃないよ……」
 と、早樹に言い、次に
「……大良……何?」
 と言った。
「きっとお兄さんの所に行ってるんだろうと思ってね。迎えに来たんだ」
 何も無かったような笑顔で博貴はそう言い、こちらに手を伸ばしてきた。
「……俺……」
 差し出された手を取ることが出来ず、大地は視線を落とした。その間に祐馬が入ってきた。
「あ、大良さん。今日はみんなで焼き肉でもつつこうか~なんて話していたんですよ。ほら、久しぶりに兄弟が集まったみたいですし……。俺、責任持って大地君の面倒を見ますから、お話は今度にして貰えませんか?」
 祐馬は大地と博貴の雰囲気に何やらぴんときたのだろう。だから上手く取り繕う様に言ってくれているのだ。
 俺……
 今すぐ帰るなんてできない……
 まだ色々考えたいことあるんだ……
「大地……そうなのかい?」
 やや首を傾げ、博貴はそう言った。
「……え……うん」
「分かったなら、引き取って貰おうか」
 早樹が何を怒っているのか分からないのだが、とにかく博貴を追い出そうとしているのが大地にも分かった。
 だからといって今、早樹を宥めるほどの心の余裕が大地には無かった。
「兄さん、なんにせよ、いきなり来られた人にそれは失礼でしょう。済みませんね、大良さん。まあ……それはそれとして、大地とは今日夕飯を一緒に食べる約束をしたんです。帰りは私が送りますから……」
 戸浪はそう言ったが、その言葉に早樹が反応した。
「なんだ、同じ寮の男か?こんな男も警備員なのか?」
「え……あ、そう、そうなんですよ……」
 早樹の言葉に戸浪がおろおろと答えている間も博貴は大地から視線を外さなかった。その視線が大地には痛い。
「大地……帰ろう……」
 博貴はもう一度そう言った。
「俺は……さっきから言ってるだろう。だから帰ってくれよっ!」
 周囲に人がいるにも関わらず、大地はそう怒鳴るように言った。そんな大地を戸浪が宥めるように肩に手を置いた。
「大良さん悪いが……」
 言ったのは戸浪だった。
「……分かりました……。じゃあ……大地、待ってるから……」
 仕方ないという風に博貴はそういうと、大地の答えを待たずに帰っていった。その後ろ姿はなんだかとても寂しそうに大地には見えた。
「で、兄さん。何を怒鳴っていたんですか?」
 博貴が玄関から出ていくのを一緒に見送った戸浪が、早樹にそう言った。
「大地君の一番上のお兄さんですね。初めまして大ちゃん来てますかって言うからな。知らない相手に気安くされて腹が立ったんだ。路上でいかにもアクセサリーを売って、女を騙してそうな男だったしな。私は元々ああいうタイプは気に入らないんだ」
 んなもん売ってねえよ……と、大地は思ったのだが、口に出して言う元気がない。確かにアクセサリーは売っていないが、ホストだ。それこそ早樹が知ると何を言い出すか分からない。
「じゃあ……大、夕食の用意するか?」
 戸浪は話しを変えるようにそう言った。
「あ、うん」
 気分は既に最悪であったが、大地は戸浪に連れられキッチンに戻った。すると猫のユウマがその足下に絡みついて来る。そんなユウマに大地は身体を屈めて頭を撫でてやると、ゴロゴロと喉を鳴らした。
「良い子だろう……」
 戸浪は嬉しそうにそう言った。
「うん……。そう言えば、こいつ何て名前なの?」
 何度も黒い頭を撫でながら大地はそう言って戸浪の方を見上げた。すると戸浪は咳払いをし、小さな声で黒猫の名前を言ったのだが、大地には聞き取れなかった。
「戸浪にい……聞こえなかったよ……」
「え、ああ……ユウマって言うんだ」
 ようやく聞こえたのだが、それでもはっきりとは聞き取りにくかった。
「祐馬?」
「そうじゃなくて……カタカナのユウマなんだ……」
 それは兄のつき合っている相手と同じ名前である。同じではややこしくないのだろうかと思うが、好きな相手の名前を飼い猫に付ける気持ちが、何となく分かった。
 兄の戸浪も可愛いところがあるのだ。
「ふうん……戸浪にいも可愛いところあるんだな……」
 そういうと戸浪は珍しく頬を赤らめた。
「……そ、そんなことはいい。それより大、先程の事だが……早樹兄さんが居なかったら、お前を帰らせていたよ」
 戸浪はそう言って椅子に座り、こちらを向いた。
「え……?」
「だって大……折角迎えに来てくれたんだから……」
 そう言って戸浪は笑みを見せた。この兄がこんな風に笑うと本当に綺麗だ。同じ兄弟でも大地は周囲から可愛いとしか言って貰えない。
 こんな風に笑ってみたい……と、大地は考えるが、元々の顔の作りが違うのだから無理なことは分かっていた。
「……折角って……」
「うん……お前も色々あると思うよ。でもな……一度家を出たらなかなか自分から帰られないぞ。だったらこういう機会に、誰かが背中を押してやるのが一番良いと思ってね」
 その言い方はとても優しかった。
「俺……悩んでるんだ……」
「さっきの続きだな……。で、どうしたんだ?」
「……あいつ……他の女の寝てた……」
 ぽつりと大地が言うと、戸浪は言葉を呑み込み、ユウマだけが「にゃあ」と鳴いた。そのまま暫くお互い沈黙し、ようやく戸浪が言った。
「……で、大良さんはそれについてどう言ってる?」
「……昔だって言ってる」
 だが大地にそれは判断できないことだったのだ。昔なのか、それとも今の事なのか分からない。
「じゃあ昔にしておけ」
 あっさり戸浪は言った。
「……簡単に言うなよ……」
 ムッとした口調で大地は言った。
「なら別れるか?」
 困ったような顔で戸浪は言った。
「……それは……」
 別れる、別れないという事は不思議と考えなかった。それともショックが大きすぎ、まだまともに物事を考えられないのかもしれない。
「出来ないんだろう……。だったら諦めるしかないよ。好きなものは好きなんだからね」
 クスクスと笑って戸浪はそう言った。
「……それってさ、兄ちゃんが誰か昔つき合ってたことがあるからか?」
 大地がそういうと、戸浪は苦笑した。
「そういうことを聞くのは反則だろう……大……」
 相変わらず苦笑いのまま戸浪は言う。
「反則なのは分かってるけど……。あいつは俺より七つも年上で、その上ホストだし……」
「……それは最初から分かっていた事だろう……」
 と、戸浪がそこまで言うと、又祐馬がキッチンに入って来た。
「……戸浪ちゃん……戸浪ちゃんって……」
 それは小声だったが、また戸浪ちゃんと言っていた。
 俺の兄ちゃんをちゃん付けで呼ぶなあ~といつもの如く怒鳴りたいのだが、もう大地にそんな元気はなかった。
「おい、今は戸浪さんだろ」
 戸浪がそういうと、こそこそと祐馬は戸浪の耳元で何か話していた。その声は大地には聞こえなかった。
 何だろう……
 二人の秘密かなあ……
 チラチラ戸浪と祐馬を見ながら大地はそんなことを思った。
 何のかんの言って仲良いよな……
 戸浪にいもやっぱ男とつき合ってるんだ……
 今更ながらに大地はそう思った。
 何より、兄の戸浪に幾らこの祐馬とつき合っていると聞かされても、今までピンとこなかったからだ。
 でもこうやって見ると……
 お似合いとか言うんだろうか……
 俺も……
 博貴と一緒にいたらそう見えるのかな……
 小さく溜息つき、ユウマをの頭を相変わらず撫でていると、戸浪が「大、ちょっと」と言った。その声に顔を上げると、祐馬の姿はもう無かった。
「あれ……三崎さんは?」
「ああ、早樹兄さんの気を引きつけておくって言っていたよ……。あれで祐馬も結構気を使っているんだよ」
 言いながら戸浪は大地の腕を掴んで、立たせた。
「何?どういうことだよ」
「リビングから見えるからね。もちろんキッチンからも見える」
 戸浪に促されるまま、大地は窓側に連れて行かれた。
「……でさあ、何?」
 大地は外の景色を眺めながらそういうと、戸浪が小さく笑った。
「下の方を見てごらん。ほら丁度公園になってるところだ……」
 戸浪にそう言われ、視線を下に向けると確かにこのマンションの下には公園があり、スロープ上の道が整備され、その両側に木々が沢山生えていた。
「……公園に……何があるんだよ……」
 見たところで、別段変わった所などないのだ。
「大……何処を見ているんだ。ほら……道沿いにベンチが置かれているだろう?そこにな……」
 戸浪がそう言って指を指した方向を見ると、公園内に設置されたベンチに座る博貴の姿を見つけた。
「……あいつ……何やってるんだよ……」
 大地は驚きながらそう言った。
「そりゃあ大、お前が出てくるのを待ってるんだろう」
 分かったように戸浪が言った。
「あんな所でか?」
 確かに地下鉄に乗るならあの公園を通り抜けなければならない。だがJRなら別方向だ。
「時間を潰しているのかもしれないしね。数時間経ってからまたここを訪ねるつもりでいるのかもしれないだろう?」
 そう言った戸浪は笑いを堪えていた。
「笑い事じゃないよ……」
 戸浪のその笑いを堪える表情に大地はムッとしたように言った。
「まあな……で、どうする?私はもう帰った方が良いと思うよ。ゆっくり二人で話し合った方がいい。相談なら幾らでも聞いてやるし、乗ってやるが、出来るなら二人でとことん話し合う方が誤解も少なくて済むしな……」
 何となく意味ありげに戸浪はそう言った。
「……」
 大地は逸らせていた視線をもう一度戻し、ペンチに座る博貴の方を窺った。
 博貴はただベンチに座っているだけで、何かをしている様に見えない。だが、休憩目的であんな場所に座るのも変な話しであった。
 じゃあ……やっぱり……
 待ってるんだ?
 俺……
 俺のこと?
 それとも一人で帰るのが嫌なのか?
 俺と一緒に帰りたい?
 そう思ってるんだ……
 ……
 俺は……
 あんな風に寂しげにベンチに座られると、博貴がとても可哀相に思えるのは気の所為だろうか?自分より年上にも関わらず、時折見せる博貴の子供が途方に暮れているような姿は、大地の胸をいつもギュッと縮ませるのだ。そうなると変な話しではあるのだが、博貴の頭を撫でてあげたくなる。
 博貴には家族が居ない……
 俺しか居ない……
 大地は自分が本当に温かい家庭で育ったと思う。優しい母親に厳しい父親。そして頼りになる兄達の存在が何時もあった。どんなときでもそれは、大地を支えてくれた。だがそのどれも博貴にはないものだった。
 ……帰ろう……
 色々心に棘のように引っかかったものがあるのだが、大地はとりあえず博貴と帰ろうと思った。帰ってどうするかなど何も考えていない。自分の心の整理も付いていない。
 それでも大地は博貴をあそこに独りぼっちにしておきたくなかったのだ。
「俺……帰るよ……」
 ぽつりと大地がそういうと、戸浪はただ頷いた。

 大地はやはり誤解したままなのだろうか……
 ぼんやりベンチに座りながら博貴は心の中で思った。
 ここにいる理由はたった一つだった。暫くしたらもう一度大地に会いに行くつもりでいるのだ。もちろんまた追いかえされるのだろう。だがどうにかして連れて帰らないと、多分大地は自分からは帰ってこない。それが分かっているだけに博貴もこの場所から動けずにいた。
 今朝も大地は何も言わずに会社に行った。それを知った博貴は、今日は帰ってこないな……と確信した。その通り、夕方いつもなら帰ってくる時間に大地は戻らなかったのだ。
 大地は秋田から東京に出てきている。距離もあり、そうそう田舎に帰ることは出来ない。だったら同じ都内に住む兄の所にいるだろうと博貴は考えたのだ。
 今日はきちんと話しをしないと……
 問題を先延ばしにすることは、余計な誤解が生まれてしまう原因になる。それは今までの事で学んだことだった。
 ……まあ……
 大地がビデオのことで怒ったとしても……
 謝り倒すしかないんだねえ……
 昔の自分は本当に素行が悪かった。悲しいことにそれは自分で自覚している。だが今は違うと言うことを大地に知って貰いたいのだ。
 今は誓って大地だけだった。
 それだけは胸を張って言える。
 逆に大地がいるからまともな生活をしている様な気が博貴にはしていた。大地がいなかったとしたら、きっと今も生活態度は最悪だったに違いない。博貴にとっての不思議は、自分のような男がどう間違って大地のような人間に出会えたのかということだ。
 真っ直ぐで……
 正義心が強く……
 人を疑うことを知らない。
 涙もろくて……
 本当にささやかな事に喜ぶ大地。
 その上腕っ節が強いときた。
 まさに自分とは正反対のタイプだから余計に博貴は手放せないのだろう。大地と一緒にいると、博貴は自分に嘘を付かなくて済む。ありのままの自分をさらけ出しておけるのだ。
 沢山の嘘を付いてきた。そして多分、数え切れない女性を泣かせてきただろう。今更それを取り繕うことはしない。大地にだけは嘘を付くことをしたくない。そしてこの期に及んで嘘の人生を話すことなど絶対にするつもりはない。
 もちろん自分から話す気はなかった。ただ、聞かれたら話すしかないと今まで思ってきたのは確かだ。
 幸い、大地から聞かれたことはなかった。それは逆に大地が聞きたくないと思っているのかもしれないと考えていたのは確かだ。大地のように物事を真っ直ぐに捉えてしまうタイプが、博貴の過去など知ると、大地にとって博貴は一番軽蔑するタイプになるだろう。それを大地は自分で分かっており、逆に聞かなかったとも考えられる。
 私は、考えると本当に……
 人に話せるような立派な生き方はして来なかったんだなあ……
 今更どうにもならないのだが、こんな事で後悔するとは夢にも思わなかったのだ。確かに母親の為にお金を稼ぐことが最大の理由であったが、道ばたに立っていても女が寄ってくる容姿に恵まれ、どうして天狗にならずにおれただろう。
 まだホストに成り立ての頃は天狗だったのだ。それがとても空しいことであると知ったのは、ホストになって数年経った頃だった。
 ふと気が付くものなのだ。
 ある日突然、自分の人生を振り返ったとき、そこにあったのは、何もかも嘘で塗りつぶしてきた自分の人生だった。
 昔僅かに持っていた優しさや、人を思いやる気持ちなどこれっぽっちも無く、誰かを信用することもない。虚飾の世界の住人は、自分も虚飾であることに気が付いた。
 その生みの親である母親は何時も眠っていた。なのに、母親の顔をまともに見られなくなったのは何時からだったか、博貴自身も覚えていない。最後の最後にようやく、母親の顔を真っ直ぐに見ることができた。考えると、その頃大地に出会ったのだ。だがようやく自分を知ったときにはもう母親は息を引き取っていた。
 ただ、大地にとって博貴との出会いは最悪なのかもしれない。
 可哀相に……
 そう思うよ……
 でもねえ……もう私に離す気がないからね……
 そんな風に考え、思わず博貴は口元から笑いが漏れた。
 身勝手な自分はやはり変わっていないと思ったのだ。
「……何、笑ってんだよ……」
「え……」
 顔を上げると、いつの間にか大地が目の前に立っていた。
「夕食、済んだのかい?」
 にこやかに博貴はそう言った。
「まだだよっ!お前がっ……その……こんな所で座ってるから気になって降りてきたんだっ!」
 怒鳴るように大地はそう言った。
「じゃあ……ご飯食べておいで。私はここで待っているから……」
「お前な。こんな所にいたら気になって、俺……飯どころじゃねえよ!家に帰れ!」
 そういう大地に迫力はない。
「……一人で帰るの嫌だからね。だから、気にしなくて良い」
「……上から……上から見えて鬱陶しいんだよっ!」
 そう怒鳴る大地の頬が少しずつ赤くなってきた。それを見た博貴は何故かホッとした。こちらが思うほど、大地はあのビデオのことを怒っていないのだと分かったのだ。
 本気で怒っていたなら、口も聞いてくれなかったはずだ。
 本気で軽蔑したなら、ここまで来てくれなかったはずだ。
「……悪かったね。気を使わせてしまって……。じゃあ……そうだな、あっちの木陰にでも移動しようか。そうしたら大地から見えないよ」
 博貴が言った方をチラリと見た大地は、直ぐにまたこちらに視線を戻した。
「影に隠れたって一緒なんだって。全く……帰るよ。帰ったら良いんだろっ!」
 大地はようやくそう言った。
「……お兄さん達と夕食は?」
「……いいよ。まだ早樹にいは暫く戸浪にいのとこにいるし……。日を改めるから……」
 視線を下に向けて大地がそう言った。そんな大地に博貴は手を伸ばし、手を繋いだ。
「……おい……」
 繋いだ手を振り払うことなく、大地は言った。
「帰るんだろう?誰も見ていないし……仲良く手を繋いで帰ろうか?」
 そう博貴が言うと、大地は小さく頷いた。
 大丈夫だ……
 大地は許してくれる……
 博貴はその大地の仕草にホッと胸を撫で下ろした。
 そうして二人で仲良く歩き出そうとした瞬間、後から怒鳴り声が聞こえた。
「大っ!」
 驚いて二人が同時に振り返ると、そこにいたのは酷く怒った顔の早樹と、それを追いかけるように走ってきた戸浪の姿だった。
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