「血の桎梏―策略―」 扉
あらすじ
ライはラシャと過ごすようになったが、急激な環境の変化に、自分の力が不安定になっていることに気が付いた。とはいえ、今更連邦の組織に戻るわけにも行かず、日々耐えるようにして暮らしていたが、ぎりぎりまで追いつめられたライは、様々な人の意識に悩まされとうとう、ラシャにとある薬が欲しいと訴えた。ラシャは非合法である薬を手に入れたが、それは一時的に神経を麻痺させるだけのもので根本的な解決にはほど遠く、結局ライは連邦に一度戻る事に決めた。力を制御するピアスの調整をしてもらわなければならなかったのだ。だが、ライの失踪に不信を抱いていた上司は、ライをラシャをおびき寄せる餌として利用しようとする。
コメント
なんだかアクション色も強く、ラシャの行動が不可解です。なんていうか、ライのことを別に好きという感情はないんですが、自分のものであるという意識が強いですね。とはいえ、ライはこのお話で親友と色々とあります(笑)。婚約者のことよりライの友人の方がちとやばかったりするという。あっちこっちに振り回されているライですが、とても健気にラシャを守ろうとする姿が見られるかと思います。