030201

もう二度とないと思ったことが、
再び起こったときどうすればいい?

もう二度とないと思ったことは、
何故もう起こらないと思ったのか。


 

030203

絶対なんてことはない。

未来は分からない、ということこそ

希望の光だ。


 

030204

めずらしく昼を過ぎても晴れてた。
夜になって雨を弾く音が聞こえた。
どんな大きなことも、どんな小さなことも、

難しいことはある。
でも嫌うことじゃない。


 

030205

外へ出た途端に陽が陰ってしまった。
坂道で太股が張る。たちまち弱気になる。
図星を刺されると脆い。怒気で身を守る。
刃は腰に差しておくもの。抜けば自らも切れる。
何もない大地で記憶に救われる。何を伝えられますか?


 

030206

きまぐれな太陽
とてもつよい風が吹いている

みている人はすくない
でも人のいないところはない


 

030207

未来のための発明帳

砂に支配される

ひばりは逃げない


 

030208

不機嫌な果実 / 魚屋と豆腐屋 / 記憶の組み替え / 往復素通り / 熊本美人 / 可愛い未亡人 / 肖像の衝動 / 甘辛く控えめ / もういいんです / 降りそうで降らない / 感激と深読み / 素朴な刃物 / ホータンの断片 / 己の弱さを知れ / 短期で我慢強い / うんちくの薄味 / 天井はもらった / ねむれねむれ / 浮気の瞬間 / 大勢が孤独 / 昆布に鼓舞2個ぶん / 広い世界明日の天気 / 分厚い城壁の痕跡
 


 

030209

雀が減ったというのは早合点でした。それどころか、最近は毎日庭先へ来ています。
どれもよく肥えています。乾いて白茶けた芝を忙しなくつついて、一体何を食べているのでしょう?
メジロやヒバリの類も薮の方で頻繁に見かけます。警戒するのを忘れて賢明に啄んでいます。
秋ごろとは顔つきがちがって見えるのは、気のせいでしょうか?どこか穏やかではないですか?
 


 

030210

閉鎖環境内試験。
 
 
 
 


 

030211

窓の向こうに銀杏の大樹が見えます。
雨上がりの芝で雀がさかんに啄んでいます。
砕いたチョコとコーヒーの香味が届きます。
ロディがやれやれと一息ついています。
子供の顔はすべてを物語ってくれます。


 

030212

言葉以上の不思議な力が宿る言葉、



ありがとう。


 

030213

遠くから見ているぶんにはいいんですよ、
一歩踏み入れれば文字通りイバラですよ、
ヒッツキムシもワタボウシも凄いですよ、
打ちどころが悪ければ人知れず屍ですよ、
でも世界の美しさは変わってくるですよ、


 

030217

ウバメガシは備長炭の材料になるのですよ。
細かい根をあらかた切ってしまっても、枝も相応に落とせばまた息を吹き返すかもしれません。
一応粗大ゴミになりますから、来月上旬ごろ清掃局に持っていってもらいましょう。
軽く燃やして表面を磨けば綺麗な木肌が出るかも知れません。
日も長くなって、言葉では表しにくいけれどすっかり春めいた夕ですね。


 

030218

─ 春眠不覚暁
─ しらひらり、しらふらり
─ 長い間踏まれていたバネがゆっくりと伸び上がるような
─ 寒暖の日中較差による、あるいは黄砂、花粉による空中乱反射物質密度の増加
─ 日の沈む位置がまたすこし北へ移りました


 

030219

オ尻フリフリ灰猫チャン
イシツブツハ何デスカ?
涙ブルブルミントブルー
春ハ待ッテハクレマセン
春ハ待ッテハクレマセン


 

030220

遠くを見つめる、
一番遠い場所に焦点をあわせてみる、

あわない。
細かく震動しているのは眼球の方か?


 

030221

説明できない空の色!
カメラを取って戻ったら、

イエロー-10%
シアン+3%
クロ+2%


 

030223

不意に呼び止められたとき、何の気負いもなく笑顔で話せたんです。自分は変わったなって、あとでそのときのことを考えて驚きました。それから帰り道でいろいろなことが断片的に浮かんできて、大切な人のことを強く想いました。昔何度も自分を好きだと言ってくれた人のことを傷つけて試してしまったことも急に思い出して、その原因のようなものも今ならやっとわかるような気がしました。不思議な偶然が重なって、ラジオからちょうどあの頃よく聴いた曲が流れてきました。夜が、いつもよりすこし明るい感じがしました。


 

030224

未来は想像を遙かに超える世界だろうと想像する。
いいことばかりでなくとも、十にひとつ、千にひとつでも、

逆に何も変わらないで欲しいという思いに支配されたとする。
すると、例えば唯一逃れがたいものに忽ち怯え始める。


 

030225

これ、この香!
初恋のウィンナ!
失意のミラーノ!
太陽のバルセローナ!
根源のアッフリカ!


 

030226

昨日と同じ曇り空に見えるけれど、
きっと外の世界は日々
変化しているのね。
草木の輝きが教えてくれるわ。
鳥のさえずりが導いてくれるわ。
風の温もりが励ましてくれるわ。


 

030227

小躍り、したことある?



昼ひなたの陽光を浴びただけで。


 

030228

歴史を伝えないのは罪だ。
現実から目を逸らすのは罪だ。
平和を疑わないのは罪だ。
恐怖に服従するのは罪だ。
知ろうとしないことは罪だ。


 

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