040801

ただもうすこし もっと遠くへ
そのことだけ いつでも

速ければいいというものじゃない
もっとゆっくり 回転でなくリズム


 

040802

タイヤスッカラカン 空気入れシコシコ
泥除けガタガタ 坂道ピーヒャラ
細道ウロウロ 階段トボトボ
電気屋ガラガラ 本屋サラサラ
西の空とっぷり 交差点しっとり


 

040803

西方寺の前に高架があり、船橋商店街から続く坂道をくぐって油坂駅へ出た。
最初の月ヶ瀬大橋は木造、2、3代目は鉄筋、4代目の吊り橋が掛けられ村は水没。
押熊村には北西に面した斜面に瓦窯が4基あった。あやめ池温泉の設計はドイツ人。
富雄は大阪の寿司米や灘の酒造米として珍重された米の名産地。
ほんの少し前 一瞬の出来事


 

040804

昼間のことを 思い出して…
ぼくもあんな声で唄いたい
これは好き それは違う 何処へゆくの?
さようなら ありがとう またあした
夜空はカミナリ


 

040807

「あ。ごめんなさい。行きますわ」
「え?ほんと!すごーい。最初が最後だってー」「先輩すごいっすー」
「あなたの大丈夫は大丈夫じゃないからね」
「素直だよ。素直にするように頑張ってるんだって」
「はい、じゃ払っときます。はい、帰ります。それでは!」


 

040809

言わなくていいようなことを言ってしまって
言わなきゃならないことをなかなか言えない

ヘッドライトが流れてゆきます
頭の中もこんな感じ


 

040810

全部赤く染まるよ
机もホラ
壁もホラ
頭上もホラ
赤いのはもっと赤く


 

040811

この扉は こう開くんですよ
留め具が壊れやすいので でも壊れたらまた治しますから

この心は いま開いてますか
簡単には壊れないけれど 戻る処があることを憶えていて


 

040813

ぼく言葉を持ってたんだ
どこかへ行ってしまったんだ
でもまだここにいるんだ
それが一体どうしたんだ
どうしたんだ


 

040815

かけのぼれ がけのぼれ 
とうとうだ どうどうだ
いまいくぞ いこまやま
こえあげろ こだましろ
ほしぞらよ ほんとかよ


 

040816

軽トラックで行こう
軽トラックに乗ろう
軽快にアクセルッ
軽快にブレーキッ
軽トラックブルース


 

040823

汗でズボンがまつわりついた。一段登るたびこめかみが軽く締め付けられる。肌を刺す陽射しが痛い。あらゆる色が鮮やかに見えた。どの風景も忘れがたい。すべての一瞬。


出発点を刻む。


 

040826

クリップライト10個、延長コード4本、分岐プラグ8個、ビニール紐1玉、養生テープ白1つ、両面テープ2つ、軍手1束、発泡スチロール板3枚、手鍋1つ、
 
 
 


 

040827

旅から戻って、平常の生活の問題点を感じている。
それは時間とともにまた見えなくなってしまいそうだから、
感じているうちにどうにかして刻み込んでおきたいのだけれど、
それはやはり空間と時間によってしか本当には得られないものだから、
大切なことは必要なときにまた実感を伴って思い出せるようにしておくべきで…


 

040829

お茶を何本かがぶ飲みしたわりにトイレには1度しか行かなかったから、いつのまにか汗とかで放出したんだろうな。
 
 
 


 

040831

どんどん忘れてゆく。
どんどん忘れてゆくよ。
 
 
 


 

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