060502

このままではあかんの?何も無理に改造する必要ないんとちゃう?

それでは一晩ウンウン悩んだのが無駄に、

…まてよ。そうか。そういう考え方もあるか。


 

060503

昔はこちらの形だったんですがね、今はこのような形が人気です。持ってご覧なさい、手に納まる感じがちがいましょ?厚みはいろいろですよ。価格は歯数で決まるとお考え下さい。手前どもの世界では幅が同じ3寸でも細い歯ならお高くなります。やはり粘りと豊富な油分があって、木理の細かいのが他の材と異なるところです。背が黒くなっておりますでしょ?長く燻すことでさらに粘りを増すのです。道具ももちろんすべて手製です。その貼り付けてあるのはとぐさです。どこにでもあるものですよ。紙で磨くと静電気が立ってしまいます。自然のものでなければこうはなりません。


 

060505

のどのどよくなれ くすりはつきた
あつくなるまえ ひとなみさけて

はずかしいこと いっぱいあった
なしにはならない つぎはぎうわぬり


 

060506

さびしがりのこどもは おかあさんがいなくならないように かんししているんだ
わらわないこどもは えがおをわすれたんじゃなくて こびをうらないだけなんだ

やねのうえからせかいをながめている
いつもうけからみおろしているんだぜ


 

060508

そもそも身体は
思い通りになんて
動いているの?

暑い。これからワッと虫がやって来る。


 

060509

この地面には雨が直接当たらないのに、降り続いた翌日はじっとりと濡れている。射してきた陽の当たった部分はみるみる白く乾き、一日中陰になっているところは黒々と沈んで締まっている。水は常に地中を往来していて、それによって土や石さえも動かされているようだ。
ところで、もっかの課題は‘すさ’の処理。果たして土中に混ざったままでいいのか、それとも取り除くべきか。短期間では分かりかねる影響を、どう判断すべきか。


 

060510

新緑が上を向いてワッと出てくるとき、
色褪せた古い葉や咲き終えた花の茎がドサドサッと落ちる。

そういえばニンゲンの髪の毛や皮膚も
毎日毎日そこかしこに落ちてるな。


 

060512

無音の世界へようこそ。
心配する必要はない、貴方の音は一切ほかには聞こえない。
貴方が何をしているか、したがって勘ぐる者はいない。
もちろん他の者が何をしているかも、貴方には分からない。
お望みどおりの部屋だ。何分いられるかな?


 

060513

膝を見て下さい。両方ともよく曲がってますよねぇ。だから重心が常に低くて重いんですよ。腰に余裕がありますから、下がっても危なげないんですね。分かっていてもなかなかできないんですよ、これは。
 
 


 

060514

著しく大きいということには、感性に訴える不思議な力があるのだろう。それがものの尺度に比して‘異常’と思えるほどであればなおさら。その果てしない徒労に疑いを持たないことも、あるいはまた想念の力に幻惑されることも、ニンゲン本来の姿なのかも。
ぼくはそれを遠目に眺めている。
ありがたいのはいま一杯の水。


 

060515

それを描き顕わしてしまえば、明瞭により優れた考えであることは分かるのだ。

描くことを躊躇ったのは、それによって一度後退することを恐れたからだ。

果たして確かに前進するかどうか、疑い迷う気持ちが邪魔したからだ。


 

060517

柱が損傷しているのに気付かなかった。観察不足だ。
どの段階でそうなったのかは判然としない。もっとよく観るべきだろう。
ともかくもっかの課題は束石をどうするか。焦点は強度。
是という人、否という人、聞けば聞くほど迷う。
最後はやってみなきゃ分からない。


 

060518

どうもおかしい、と思うときは手を休めてみること。
水の流れ、空気の感触を探ってみること。
 
 
 


 

060519

ミミズにションベン引っかけっとチンチン腫れるよ
 
 
 
 


 

060520

一角ネズミの大群に追い掛けられる。南洋を泳いで幻の大陸を探す。心を開けなかった昔のすれ違いを思い起こす。キャビンアテンダントとして若い整備工と喧々囂々する。発車ベルと聞き違える。

夏を旨として冬も考える。石釜ストーブはどうだろうか。筋交いはどれくらい太ければ良いか。音はどれくらい逃げるだろうか。何はなくとも給排水が先。雑菌は。案ずるより産むが易し…


 

060521

最高の勝負を見せる。
全身全霊をかけて。
 
 
 


 

060522

眠りが浅いと思ったら、身体を疲れさせてみる。
高地トレーニングみたいなものか、マスクをしているとひどく息が上がる。
全身にびっちょり汗をかいて、脚や腕がガクガクフワフワして力が入らなくなる。
細やかな神経が配れなくなる。考え事も明日明日。
おかげでぐっすり。


 

060523

ボーン  ボーン  ボーン  ボーン

ボーン  ボーン  ボーン  ボーン

8時すぎ。


 

060524


  断
    大
       敵
 


 

060525

如何に素早く的確に妥協点を見出すか、それがプロの仕事。



そうなのか?


 

060526

縁結びも仕事のうち、


そんなことより熊手、水糸、
フライパン、フライパン蓋、


 

060527

でも待てよ…。
案外世の中はそんなもんかも知れん。求めるものが大きければそれなりに負担も増えるし、ええように見ればええ具合やし、悪いように見てもええ加減。他人の気持ちももっと想像できやなあかん。理想に届かないストレスを向上心と創意工夫に換えていこう。本質を見失わないことや。


 

060528

ガラス戸を開けたらムワッと暑気。小屋裏付近に猛烈な熱気。まだ棟換気工事前だからか、果たして換気構造の効果はきちんとあるのか…。ほとんど穴だらけなのに、壁が落ちた途端冷風。北側の空気は微かに湿りもあっていい。長い間、十何年かそれ以上日陰だったコンクリート壁の染みがみるみる乾いてゆく。蚊の大群。
作業用ズボンは粉塵が付きにくく、薄手でベタつかない機能性抜群素材。同類を見つけるのが早くなった。街にはもっと労働者の歌があっていい。


 

060529

隠れているところ、隠してあるところ、そこに根本的な原因があります。



水の流れを作らなければなりません。水は流してやらなければならない。


 

060530

バイパス手術ですな。

垂直の方がいいです。

よう勉強してはるわ。


 

060531

根本の問題を解決すると、
頭の問題は自ずと解消することがあります。
 
 
 


 

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