060301

雨、止まないねぇ…



じゃじゃ漏れかなぁ…


 

060302

いいではないですか、花の写真。

花を見ても何とも思わなかったころもあったのに、
眼には映っていたのかもしれないなぁ。
知らず、知らず。


 

060303

小鯛に海老、お雛様の顔入り蒲鉾。
ちらし寿司ってこんなに豪華でしたっけ?
菜の花にあさりのおすまし。
お祝いしましょう。女のコも男のコも。
 


 

060304

へぇ…、なんや、意外に大きいやないの。うん。広い広い。あ、これは広いわ。
え!まだその奥も?離れの向こうの壁まで?そらすごいわ。こら、全然住めるで。
隣りも素敵やないの。なんや、似てはるようで。気も合うやろし、良かったわなぁ。
ま、古いのは古いで。そら。柱もそらいがんどるわ。いがんどるいがんどる。
これはやっぱり頼むべき人に頼むのがええんとちゃうかな。まぁ、ええけども。


 

060305


あーってなるよね
 
 
 


 

060306

99%からの残り1%は、アッサリと、気抜けするほど、ボーダーレスに。
なんだか仰々しいのを期待してたわけですが、文字通り紙一重で。
そういえばぼくらは人生の一大事もそんな感じだったなぁと考えると、
大事なのは形式じゃなくて気持ちの踏ん切り橋なのだなぁと思い出し。
 


 

060307

あの蜘蛛の巣に引っかかった白いパンタグラフみたいなのは、
ひょっとするとザリガニの脚じゃなかろうか?

湿った地面の黒い表面にポツポツと泡だったように見えるのは、
鳥の糞だとは考えにくいからやっぱり黴の一種だろうか?


 

060308

眼を閉じると、釘抜きの映像が繰り返し再生される。釘頭の微かに離れたポイントを狙って二股の先を打ち込み、頭をさらう同時に左手で釘抜きの柄を軽くリズミカルに叩き起こす。釘がすこしでも持ち上がる感触があれば玄能の打ち手をゆるめ、柄が立つくらいまで引き上げればOK。堅い場合はなお深く釘抜きを打ち込む。過度な負荷がかかると頭だけが破断して飛んでしまう。両手を交互に打つ感覚で、だんだんささった釘の様子が分かってくる。面白くなったところで得てして抜く釘がなくなってしまう。


 

060309

サンキュッ
 
 
 
 


 

060311

いいなぁ いいなぁ いないいないばぁ
何が大変かまだよく分からないけど いまは屋根に夢中でね
10年が経った あのころ絵に描いたっけ バーボンがちょっと薄め 声が似てない
それはそれでいいんだよ 距離を置く方がいい時もあるから 忘れてる時間の方が増えた
なくなったものもたくさん かけがえのないものもたくさん イボ高ラバーなるほど


 

060313

0勝1分2敗、



それでも諦めはしないのだ。


 

060314

なるほどですねぇ、はい。
穴という穴が真っ黒です。
何年前からの埃でしょう。
はぁはぁしかしなるほど、
面白いでございますねぇ。


 

060315

これは西洋建築やね!階段がコペンハーゲンで見た市庁舎にそっくり。にもかかわらず和風の佇まいを感じさせるのは、やっぱりこの下から上まで走ってる柱の線かな。漆喰とのコントラストが綺麗。でも壁紙は良くないね。ソファもなんかちょっと窮屈。窓は外から見ると和風、内窓は開き方といい完全に洋風。落ち着いて見ると東西建築の無理な折衷が消化不良と思える部分もあるけど、ほとんどに相当な努力と苦労が顕れてる気がする。意地、やね。


 

060320

また土に還るというのは考えてみれば当然のことで、
そこにある手の届くものばかりを集めて作ったなら
自ずとそういうものができあがるわけですよ。
ごもっとも。
 


 

060323

四方を囲む人々がそれぞれの想いを抱きながら注視している。呼び出しが立ち上がると高ぶる期待がさざ波のような拍手に変わる。特別な効果音もない現実は、クローズアップもリプレイもなく淡々と進む。一瞬、この一瞬を見逃すともう決してやり直しは効かない。左の相四つ、見慣れた半身の態勢、横綱の一気呵成の寄りに両足が浮いたように見えた。膝が崩れ、軍配が上がり、津波のような拍手とため息と悲喜交々の歓声が館内を包む。いっそう埃っぽくなり、背中の汗が蒸れ、脚の痺れを忘れた。


 

060324

晴れていても日陰はまだ寒いですね。身体を動かしているとちょうどいいのですが。

鋸がきまった方向にいつもズレてくるのです。これも身体のせいでしょう。

そういえば花粉はまだほとんど大丈夫です。体質が改善しているならこの上ない。


 

060325

衝撃で歯茎が前後に動いた気がする。星が飛んでた。



虫みたい 恋人たち 
春だから


 

060326

左足を前、右足を後ろへ、45度に開いて構える。ラケットは力まず軽く構え、地面と水平方向になるように。上腕は基本的に動かさず、肘から先が身体と直角に開く角度で球を待つ。腕だけが後ろに引いてしまわないよう、膝から腰、胸、腕と身体の回転を伝え球を捕らえる。ラケットは顔の前へまっすぐ持ってきて、垂直に胸の前まで下ろし、また待つ態勢に戻す。即ちラケットの軌道が三角形を描くよう意識する。球は押し出すようなイメージで打ち返す。


 

060327

今朝は ストーブ 要らない
窓拭き も 要らない
上着 も 要らない

要らないんだなぁ


 

060328

一瞬で バキューッム
早朝に バキューッム
何もかも 吸い込んでしまう
無関係に 吸い込んでしまえ
空っぽになったら 放り込め


 

060329

なるほど、土に埋まってしまうわけだ。
長い年月の間に堆積するものもあれば、あるとき人為的に埋められる場合もあるわけだ。
そこに存在した建造物を構成したであろう無数の砂粒よりも、ある種ネガフィルムのように投影された痕跡の方が、何かしら具体的な価値を持つと考えられているわけだ。
分かることよりも、分からなくなることの方が天文学的に多いわけだ。


 

060330

たまに声を聞かなければダメよね。
そんなこと、意識するってことがもう何かおかしくなってるのかしら?
 
 
うーん、不思議ね。だんだんそうなってゆくのね。


 

060331

カップをひっくり返してみる。薄い青で双剣の印が見てとれる。ぼんやりと滲んで鮮明ではない。果たして本物だろうか?
しかし真贋はともかく、だ。飲物を注いだ様子を想像してみる。手に持った感じを確かめてみる。口あたりの厚み、軽く叩いたときの響き、手触り、置いたときの音、それをいろいろな時間帯、光線、天気など背景を変えながら描いてみる。一瞬と、長い時間の置き換えを試みる。


 

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