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眠くても地面に寝そべることはできず、
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過剰な言葉はノーカン
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「はぁい、じゃ質問は何かな?」「…汗は、どうして、ベタベタするの?」
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期待先行型台風
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もくもく、もくもく
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記憶が塗り替わってたわ。あのときのこと後悔してたけど、それは後からそう思ったのよ。あのときは精一杯だったし、あなたのことをきちんと見ていたから。思い出してすっきりした。
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カナヅチ、クギウチ、
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牛乳屋さんが来た日だったかな?
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鳥が来て、窓辺にとまった。
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人工の星が消えていた。
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ベランダから覗き込む。道を挟んだ裏向かいの庭に、大きな池。家屋の床下からどんどん水が流れ込む。池がさらに大きく。頭でっかちの黒猫が飛び込んで、鯉や鮒を追い回す。道で見ていた男も次々飛び込んだ。青シャツに眼鏡。母屋から出てきた強面の中年と喧嘩。びしょぬれ。声は聞こえない。地下に張り巡らされた水路からこちらの庭にも水が入り始めた。隣へもすぐに流入する。みるみる、透明に輝いて空が映る。頭にプロペラの付いた大ヤドカリ。泥を掘って嬉しそう。今年はいくらか手植えで手伝おう。
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ひとつのことが片づかないと次へ行けないんですよ。
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ふと行きたくなる場所。
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筺の中では本当にいるのかと疑うほど大人しくしている。鳥目だから何も見えないらしい。首を落とされた後に激しく暴れるのは、昔本で読んだとおりだ。熱湯で毛穴を開き、毛をむしる。意外なのはその色。硝薬で覆ったような青みがかった土色の肌。見ているぶんにはそこまで案外平気だったが、毛を綺麗に洗い流すよう手渡された瞬間、微かな衝撃が全身を巡った。温かい。弾力、柔らかさ、重み。肉。これはニクだ。パックのニクが食糧としての物質的なニクなら、これは生命のニクだ。まだ生と死の境目にあるニクだ。
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できれば喋らずに
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