061001

恩に報いるということを、
たぶん一生をかけて試みるのではないだろうか。
 
 
 


 

061002

しばらく待てば止むだろう。

もうちょっとで上がるかな?

まぁ、濡れてもいいか。


 

061003

あなたのことをもっと伺いたいんだけど、
あんまり久しぶりだから何を訊けばいいのか分からないわ…。

私のこと、聞きたい?
 


 

061004

前はよう、こんくらいの砂袋が全然持ち上がんなくてたまげたんだよぉ。そう、そんくらい。砂って重いんぜ!なんとかかんとか玄関口までは台車で運んだけどよ、そこで小袋3つに分け入れて、ようやっと持ち上げたってわけ。それが今度は10袋だろ!?もう、やる前から目が回っちゃって…。ところが、なんでか持ち上がるんだよねぇ。なんだろうな、アレ。10袋あるうちの1袋だからかな。たいへんだったけど、いつの間にか全部運び終えちゃったわ。そしたら今度は、


 

061005

欲しいなぁラインはそれなりに越えてるんだけど、
買おうラインはあんまり越えないんだよね。
ていうかめったに越えないね。
 
 


 

061006

あぁ、フィンランドみたいだ。



フィンランドみたいだなぁ…


 

061007

にしの そらに にじ
にしの そらに にじ

いいことありそう
かぜ つよし


 

061008

なるほど、流行の先端…。
どこか遠い世界のようで、また懐かしいようでもあり。

そういえば百日紅というのは本当に息の長い花ですね。
家の回りじゃまだ蚊がいます。


 

061009

綺羅星の如き輝きとは、他に並ぶ星のない輝きのことだ。
それは新しく生まれるものが放つ。
先頭の星は輝き続ける。
 
 


 

061010

雲海から昇る朝陽にみえる

煉瓦積みの壁面にみえる

バーコードの波にみえる


 

061011

朝から大雨で、予想通り国道は渋滞していて、
平日の飲食店街は昼前からそれなりに人が集いだして、
駅前の百貨店は優勝記念セールで大賑わいで、
素朴な城跡ではアヒルが2羽慌てていて、
映画館は外まで行列のできる満員で、


 

061012

明け方に見たずいぶん込み入った夢は、目覚めた直後にすっかり忘れた。
昨日の雨で濡れたブロックを玄関前に置いておくと、見る間にカラカラに乾いた。
垂直に立つはずの柱は約15mmも西に傾いてしまい、また外してほぞを刻み直した。
大工さんが修復した根継ぎ柱の束石を新しく替え、ついでにいい方法を思いついた。
先の段取りを考えていて頭がワーッとなったけど、布団を被ったら数秒で落ちた。


 

061013

 あ
              あそこにも
      ここにも

                         金木犀


 

061014

えぇ!?順番替えるの?



替えられるかなぁ。


 

061015

精神ではなく、肉体が疲れるのだ。


そして肉体の疲れには糖分。
それも水溶液ほど即効性がある。


 

061016

油断してはいけない。


日没後は思いのほか早いぞ。
 


 

061017

あの坂道を登ってきたんだね。
白く光る筋や、青く細長い煙のようなものが見えるよ。


さぁ、また坂を下ろうか。


 

061018

笑いって本能だと思うんだけどなー
そこの筋肉動かさないでいるほうが難しくない?
 
 
それにしてもよく焼けてますね。


 

061019

つるべ落としの つるべ って漢字で書けるかい?

加賀千代の句にこうある。 朝顔に つるべとられて もらい水

伊勢平氏の清盛は成り上がり者と蔑まれて…


 

061020

そのまま過ぎ去った人
 
 
 
 


 

061021

そこに暮らすためには水を確保しなければならない。水の清潔を守るため、清掃管理は欠かせない。そこへ至る道も定期的な維持管理が必要になる。あらゆる設備や施設にも管理は必要である。それらの役を担うのは本来であれば住人自身だが、専業者が広範に受け持つことで生活を効率化することができる。各戸は応分の負担によりそれを賄う。負担する中身が労力であるか金銭であるかは、地域の規模や性格により決まる。


 

061022

効率よく混ぜ合わせるには、2種の材料を上下に重ね、裾から頂きに下のものを持ち上げる動きを繰り返す。最初に比重の重いものを上に積んでおけば、自重により自ずと下のものと混ざりやすい。容積が多い場合、裾野をぐるりと回りながらこの動きを続ける。最初に材料を置いた場所から少なくとも一度は完全に移動すること。これにより底を混ぜ残さないよう注意する。その広さを予め確保しておく。


 

061023

身体が温まっているときは、あまり休めすぎない方がいい。
一度冷えてしまうと、却って疲労を重くしてしまう気がする。
多少の倦怠は、身体を動かして温めてやると自然に解消する。
 
 


 

061024

喉を細く 精一杯伸ばして 絞り出すような声
秋の夕暮れに 追い掛ける また追い掛ける
むこうでは
同じ向きで 草をはむ
ひたすらに 草をはむ


 

061025

風が雨よけの浪板を叩く    砂を運んでいる
左後ろのタイヤがぐにゃり   砂を運んでいる
車はアパートの前       砂を運んでいる
重いほど台車は大人しく    砂を運んでいる
汗はすぐにも乾きはじめ    砂を運んでいる


 

061026

遺伝子が 勝つことを 求める
 
 
 
  


 

061027

ラジオを消す。 気密性の高い室内の音。
小窓を開ける。
やがて鳥の声、風の音、遠くから聞こえる大型機械のような音、
バイクが走り去る音、 さまざまに混じり合った外の音。
カーテンを半分開けておくと、時折射したり隠れたりする陽射し。


 

061028

パパはすぐパーするからやー!
 
 
 
 


 

061029

土壁の中から黒くなったカタツムリの殻。



 


 

061030

朝は自分から発した熱と、布団外の冷気とが急速に交換する乱気流の中で目覚め始めます。出掛けに着ている上着を脱いで作業に取り掛かるとき、昔冬でも体操着は1枚きりだったことを思い出します。土を網で振るってすさを取り除いているとき、またモルタル片を細かく砕いているとき、頭の中ではぜんぜん関係ないことを考えています。
 


 

061031

約二畳の地面を10cm嵩上げするのにガラはいくら必要か。砂利面は転圧しても多数のすきまが残るが地盤の強度には問題ないか。細砂を被せ均した上に十分な水を撒くことで自重により沈下させ地盤を締めるなら撒水の適量はどの程度か。また放置期間はどのくらいが適当か。一日の温度格差や日照による蒸発量も考慮する必要があるか。
 


 

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